秘密の集まり 〜調教ショー〜-4
Side/S
黒いディルドを渡された実沙希の表情が堪らなく愛しい。
もうどうすることもできない絶望感。
あああ
今すぐにでも
僕の手で
ぶち込んでやりたい
恐怖と苦しみと快感に泣き叫ぶ実沙希の顔が見たい
僕は荒れ狂う衝動を必死に押し殺し、意を決してその難題に向かい合う実沙希を見つめた。
苦痛の表情を浮かべながらも少しずつ実沙希の体内に消えていくディルド。
そして額から汗を流しながら全てを飲み込んだ実沙希は大きく息を吐いて、その圧倒的な存在感に慣れようと必死だ。
「ではそのディルドだけで逝ってもらいましょう!一人脱落してしまいましたので変態二人によるオナニーショーのスタートです!」
気付けば実沙希の隣の女性の姿が消えていた。
それだけ実沙希に夢中になっていたのだ。
実沙希は大粒の涙を流しながら、腰を動かし始めた。
半開きの口からはだらしなく涎が伝い、目はうつろでもう快感だけが実沙希を動かしている。
あんな淫らな顔をもう誰にも見せたくない
正直そう思ってしまった自分がいた。
ものの5分程度でもう一人の残った女性が勢いよく潮を噴き上げながらアクメに達してぐったりと床に横たわり、続いて実沙希も会場に向かって恍惚の顔を晒しながら精液を飛ばした。
一瞬の静けさの後、盛大な拍手が巻き起こり、僕は再び舞台へあがるとより一層拍手の波が大きくなった。
会場に一例をして僕は朦朧としている実沙希を抱き上げて待機室へと戻ると、部屋にはスタッフが用意した暖かい濡れタオルが置いてあり、僕は実沙希の服を脱がして隅々まで労わるように拭いた。
実沙希は呆然とした表情でただ宙を見つめていた。
「蒼介さん・・・僕」
「よく頑張ったね。綺麗だったよ」
恥ずかしそうに顔を赤らめながら僕の胸に顔を埋めてくる。
僕は優しく背中をさすりながら、初めて抱き合ったあの日を思い出していた。
あの時はこんな気持ちになるだなんて想像もしていなかった。
そして僕はある決意をして、審査結果発表の為に再び壇上へと登った。
「審査が終わりました。今回はどの組も素晴らしいパフォーマンスで審査が難航し、S嬢達の激しいバトルが・・・いえいえ」
司会者のジョークが会場を沸かし、先ほどまでの淫靡で熱い空気が和んでいく。
そして会場が暗くなり、ドラムロールとともにライトが激しく動き回る。