慈愛に満ちた俺と愛しさをくれる僕-3
「彼女達が欲しいのは俺じゃない、優越感だ。みんなそうだ、付き合ってる事を周りに自慢してばかりで、2人の時は素っ気ない」
「大・・・」
「そのうち気付いたのさ。結局ただ他の人より優位に立つために俺を利用している、とな」
今にも泣きだしそうな大を見ていると、胸が張り裂けそうになった。
俺の知らないところで苦しんでたなんて。
俺は馬鹿だった。
どうして、避けていた。大は俺に助けを求めていたかもしれないのに。
「俺はな、忘れなかったよ。お前がいつも傍にいる事が、支えだった」
痛い、胸が苦しい。
大を独りぼっちにして自分の事しか考えてなかった俺を、殴りたい。
蹴飛ばしたい、罵倒したい。許さない、絶対。
「・・・好きだ、駿」
「・・・・・・あ・・・!」
大に抱き締められた。
この温もり、ちょっと熱い。でも・・・気持ちいい・・・
「やめろぉぉぉぉ!!」
「おわっ?!何をするんだ駿、俺達はいま一つになれたんだぞ」
「それとこれとは別だ。その前に、謝りたい事がある」
「なんだ?」
ちゃんと言わなくちゃな。
大に隠したまま友達は続けられない。
「俺、大に嫉妬してたんだ。かっこいいし、友達も多いし、何よりもてるから」
「駿・・・?!」
俺がそう思ってたなんて予想もしてなかったんだろう。
だから、俺を信じてくれてたって事だ。
「ごめん。最低だよな、俺」
「・・・・・・・・・」
「でも、俺を心配してくれて嬉しかったよ」
「・・・・・・・・・」
大は黙っている。
親友だと思っていた奴の本性が分かったから、怒ってるんだろうな。
「・・・・・駿・・・」
急に顔が近づいてきたと思ったら、唇に変な感触が。
「んっ?!んぅぅぅぅ!!」
「んん、んっ・・・んるぅ」
まっ
まま、まてまてまて
舌をれろれろと、いや、いやああああああああああ
「そんなの大した問題じゃない。今は俺が好きなんだろう?」
「はぁっ、はぁっ、はぁ、はぁ、うっぷ!!」
「嗚咽する程の情熱確かに受け取った。さあ駿、俺としよう!」
「助けて母さん!し、親友にやられ・・・っ!!」
ぴんっ、と乳首を弾かれて言葉が途切れてしまう。
その隙をついた大が両方一遍に乳首を指で弄んできた。