**三人集まれば文殊のなんやかんや**-1
えっと‥‥‥
ちんぷんかんぷんですね。はい‥。
何だったのでしょうか?
とりあえず、ただいま家にいます。
自宅ではないのですが
「相変わらず殺風景だね」
「お前の部屋が散らかって
いるだけだろ?」
「ドライなところも相変わらずで‥ファンが見たら泣くぞ!!」
「そうだな」
あれぇー‥?
私ここにいていいのか?
「日和ちゃん麦茶でいいかな?」
「えっ!!?あっ」
「ヒヨは牛乳飲んで大きくなりなさい!!」
「へっ!??」
「じゃあ牛乳ね」
「えぇっ!??」
もう居たたまれない‥
どうして私は現在、片桐先輩の家にいるのかと説明いたしますと‥
遡ること一時間前、私は瀬戸先輩に担がれて片桐先輩の教室へ向かう途中
「先輩!!いい加減おろしてくださいよ!!」
「大丈夫!!」
「私が大丈夫じゃないんですって!!またなんか言いがかりつけられますって!!」
「確かにおろしてあげないと、また反感買うんじゃないかな?」
「おっ!!由樹くんじゃないか!!」
なんか瀬戸先輩のキャラがだんだんわかんなくなってきたや‥‥
「今、会いに行こうとしてたところで出くわすなんて運命共同体だね!!」
「そうだな」
やっぱり片桐先輩は瀬戸先輩と付き合い長いだけあって流すのうまいなぁ‥
「日和ちゃん、おろすよ」
「えっ??」
うわわわぁぁぁああっ!!!
かっかっ片桐先輩に‥
だっ‥だっこされでるー!!
もっと真面目にダイエットしておけばよかった‥。