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兄妹二世代家族
【兄妹相姦 官能小説】

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兄妹二世代家族-6

4.交合

…翌週。この前と同じ真知子の部屋。
ソファに真知子と並んで座りながら、俺は、栄治と明美に真実を告げた。
ふたりは目を見開いたまま、話し終えるまで黙って聞いていた。
俺は真知子を抱き寄せた。
「真知…」
「お兄ちゃん!」妹も俺に抱きつく。
ふたりの前で、俺たちはお互いの体を弄り合いながら濃厚なキスをしてみせた。

明美の眼から涙が零れている。
「どうした?…やっぱりショックだったか?」
「今まで内緒にしていてごめんね」
俺と真知子の問いに明美が答えた。
「うぅん、違うの。…私、なんだか嬉しいの。お母さんが、伯父さん…じゃなく、もうお父さんって言っていいのね…お父さんをすごく好きなんだということは、小さいときからずっと感じていたから。でも本当の兄妹で愛し合うことはできないから、お母さん、とっても苦しいだろうな…って思っていたの」
そして続けた。
「…私も、お父さんが大好きなの。中学生になった頃からこの人と結婚したいと願ってた。いとこだったら三親等なのに、伯父さんとは二親等だから無理なんだ…なんて考えていたの。お父さんじゃ、全然無理よね。…でも、今わかったの。私、本当はお兄ちゃんが好き!…血の繋がった兄妹が結婚できるわけがないから、ずっと自分をだましてきたけど、私はお兄ちゃんと一緒になりたい」
「明美…」
栄治が切なそうに自分の妹を見詰める。
「お兄ちゃん」明美も兄の眼を見る。
そして、明美と栄治のふたりもお互いを抱き締め合った。

明美の想いもわかった。やはり俺たちと同じ宿命なのだ。愛し、求め合う実の兄と妹…。
これからどうすれば良いかは俺が決めてやろう。
「明美、お前にはもう一つ伝えることがある」
兄のぎこちないキスを受けている明美に言う。
「俺も、先週真知子から聞いたばかりのことだ。…というか、それが、今日こういう話をするきっかけになっているのだが。…栄治とお母さんは、男と女の仲になった。…わかるか、明美?」
言葉の意味の理解に少し時間がかかったのかも知れない。明美は、間をおいて一瞬はっとした顔をした。しかし、それ以上の反応はなかった。栄治は神妙にうつむいている。
「栄治は妹のお前を愛している。毎晩夢に出てくるくらいに…。だけど、明美が母親の中にもいたということだ。つまり、お前を抱くつもりでお母さんを抱いたという意味だ。…真知子も、栄治に抱かれながら、栄治の中に俺を…兄である俺を感じていたと言った。…これもわかるか?」
明美はうなずく。
「…俺もお前の中に真知子を見ている。だから、俺は、明美、お前が好きだ。お前を抱きたいと思っている。…そして、お前は俺の中にずっと兄の栄治を見ていたということだ。今、お前もそれに気がついたのだ」
明美と一緒になって、真知子も栄治も黙って俺の言うことを聞いている。

「俺たちはお互いに求め合っている。それがわかったからには、その気持ちに素直になろう。…でなければ苦しさがつのるだけだ。俺は、今日それを解消したいと思っている。もちろん、今からやろうとすることは、世間的には絶対に許されることではない。だから、無理強いはしない。嫌ならすぐにそう言って欲しい」
「僕は、伯父さん…じゃない、お父さんの言うことに従うよ。昔からずっと…実の父親だったからなのかって今は思うけど、一度も反発を覚えたことがなかった。僕たちのことをちゃんと考えていてくれることがわかっていたから。…僕はお父さんとお母さんの子どもで本当に良かったと思っている。お父さんとお母さんが兄と妹であることも含めて」
栄治が初めて口をきいた。
「ありがとう、栄治。そう言ってくれると、俺も真知子も救われる」
 俺は真知子の腰に回していた手をはずした。


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