兄妹二世代家族-2
2.処女
真知子は俺が女にした。俺は大学生になったばかりで、妹はまだ中学3年生だった。
当時、家が貧乏で、毎晩の風呂は近くに住んでいる親戚にもらい湯をしていた。
そんなに遠くではないが、田舎の道は暗くて物騒なので、たいてい真知子は俺と一緒に通った。小さい頃は風呂の中にも一緒に入っていたが、さすがに妹の胸が膨らんできてからは別々に交代で入るようにしていた。
その日、親戚一家は皆出かけて留守だった。そういうときも、鍵の管理さえしっかりすれば風呂は自由に使ってよいことになっていた。
「お兄ちゃん、ちょっと来て」先に入った妹が俺を呼んだ。
「どうした?…石鹸がないのか?」風呂の入り口まで行って聞いた。
「うぅん、違うの…」妹は少し言いよどんだ。
「あのね、お兄ちゃん。私、いつも友達にお兄ちゃんを自慢しているの。今度だってこの辺で一番レベルの高い国立大学に入ったわけでしょ」
「別にたいしたことじゃないよ」妹に褒められて嬉しかったが、とりあえずそう返事した。
「それでね。…それで私、お兄ちゃんにお祝いをあげたいって、ずっと考えていたんだけど。…お祝いは私ではだめ?」
「…え?何?…いま何て言った?」
「恥ずかしいけど、はっきり言うね。…お兄ちゃんに私を…私の処女をあげたいの」
心臓がドキンと跳ね上がった。そして、その瞬間に心の底で抑えていたものが露わになった。真知子が欲しい!…ずっとそう思っていたのだ。
「…お兄ちゃん、聞こえてる?」
「うっ、うん、聞いてるよ、真知。…でも、真知子、本気なのか?」
「本気よ。…ねぇ、お兄ちゃん、今日は叔母さんたちはいないし、お風呂は私たちが最後だから、この家にはもう誰も来ないわ。私たち血が繋がっているから、こういうことは絶対しちゃだめって知っているけど、私は構わないの。うぅん、私はお兄ちゃんにしてもらいたいの」
そして妹は続けた。
「お兄ちゃんは真面目だからきっと悩むよね。…でも、私が好きなら、そして決心できたら、すぐにお風呂に入ってきて。…私が洗い終えて出るまでにお兄ちゃんが入ってこなかったら、私、あきらめる」
迷いなどなかった。身体は正直である…みるみる男根が勃起した。
手早く服を脱いだ。風呂場の戸を開ける。
湯の中に体を沈めたままの妹が俺を見た。最初に顔を…そしてすぐに下半身を…。
俺は、怒張した性器を隠すことなく妹の目にさらした。
中に入り、戸を閉める。
「お兄ちゃん、嬉しい…」
妹も立ち上がり、自分の裸を見せた。真知子はこの1年で急速に成長した。小柄だが、膨らむべきところは膨らみ、見事な女の体になっている。陰毛はまだ薄かった。
「真知…」
「お兄ちゃん、洗いっこしよ!」
真知子は湯船から出ると、洗面器で湯をすくい、正面に立ったままの俺の体にかけた。そして、石鹸を手につけると俺の背中や胸を撫で回し始めた。俺も石鹸をつけ、妹の背中を洗う。少し躊躇したがそのまま尻の方にも手を回す。まだ少し固いがボリュームのある立派な尻だった。
「お兄ちゃん、ここも洗って」
妹は俺の手を自分の胸に導いた。俺はおずおずと妹の乳房に触った。ふくよかで張りのある乳房。すぐに夢中になって揉み始める。
「もっ、もう少し優しくして…」
「あ…ごめん。真知、ごめん」
「いいの。お兄ちゃん。…あ、気持ちいい。気持ちいいよ、お兄ちゃん。…あぁ」
妹の手が俺の下半身に伸び、やがて俺の猛り立つ肉棒を握り締めた。
「う…うぅっ、真知」
ふたりは抱き合い、お互いの愛撫を続けた。
妹が顔を上げ、俺を見詰め、そして目を閉じた。俺は顔を近づけ、妹の唇に自分の唇を重ねる。