果たせなかった約束-2
…ザーッ!
気が付けば、外は大雨。一気に肌寒さが増す。幸い天井が生きていた為、雨露はしのげる状態にある。
「あのさぁ。なぜ、戦争に参加したの?守秘義務とかあると思うけど、聞きたいな。」
唐突に出た彼女の一言。ここから、お互いの話が始まった。戦争に参加した理由。戦場に来た時の事。戦争に対しての考え方など…
話をして驚いた事。それは、お互いが同じ様な考え方を持っていた事だった。
唯一の相違点は、選んだ勢力の違いだけ。
「私、絶対に負けたくないの。私が選んだ方を悪と判断されたくない…」
「それは俺だって一緒だよ。たまたま、違う道だったんだよ…」
そう言うと、彼女が少しだけ寂しそうな表情になった。そして、こう呟いた。
「ねぇ…終わったらまた逢えるよね…?」
戦士の顔が、女に変わった。
「大丈夫。必ず逢えるって。約束するよ。」
そう言って、彼女の髪を撫でる。そして、どちらからともなく、抱き締め合い、唇を重ねた。
…ピチュッ、クチャッ
戦場。その異常な環境がお互いを求めたたのだろうか。目を閉じながら、懸命に舌を動かす彼女。それに応え、力強く抱き締める。
「したい…?」
彼女の問い掛けに、無言で頷く。そして、厚い上着を脱ぎ床に敷いた。
彼女を寝かせ、上着を脱がす。戦場に不釣り合いな白い肌とTシャツ。ノーブラなのだろう。乳首が浮き出ている。
「あんまり見ないで…」
つい、見とれていた俺に彼女からの注文。
「あっ、悪い…」
そう言って再び、唇を求めた。
…チュプッ
それと同時に俺の手がTシャツの中に滑り込む。
指先に触れる、堅く立った突起。それを指で弄ぶ。
「んふんっっ!!」
口を塞がれながらも声をあげる。それを聞いて、たまらなくなる俺。Tシャツを捲り上げながら、首元に唇を這わす。
「あっ!はぁぁぁぁっっ!!」
彼女の手が、俺の頭を押さえ付ける。それに逆らうかの様に、乳房を舐め上げる。
「はうっっっ!」
腰を跳ね上げ、体を捩る彼女。白かった肌が、徐々にではあるが朱色がかってきた。
そこに唇の雨を降らせる。それは、肌の上に無数の跡を残しながら、下へと進んでいった。
彼女のズボンに手をかける。恥ずかしそうに、顔を背けた彼女。ボタンを外し、脱がす。
白いショーツと、体中にある無数の傷。あまりにもアンバランスな裸体に興奮が高まる。
「大丈夫だよ…」
恥ずかしがる彼女に、優しく唇を重ねる。それと同時に、ショーツの中に手が忍び込む。
薄い茂みの感触。そして、潤いを保つ秘部。一連の行為に応え、淫蜜を大量に吹き出していた。
ゆっくりと指を這わす。何の抵抗もなく、中に導かれる。
…グチュッ
「んんんっっっ!」
今までで一番の反応。そして、荒くなる息。とめどなく流れ出る秘液をすくい、二本目の指を挿入する。
「んぐぅっっっ!!!!」
しがみつく力が一段と増す。鍛えているだけに、普通の女性とは比較にならない強さ。
今度は彼女から唇を求めてきた。もちろん、それに応える俺。さっき以上に荒々しく動く舌。
呼吸すらままならない程に吸い付かれ、クラクラになりながらも二本の指をさらに奥に進ます。
「あぁぁぁんっっ!!」
自ら口を離し、歓喜の声をあげる彼女。耳元で、一定しない呼吸音が繰り返される。
興奮が高まる。乱暴に指を動かし、肉壁を刺激する。
…グチュグチュグチュ
指にまとわり付く液体が量を増し、隙間を伝って外にまで溢れ出る。
「あっ…ダメ…もう…」
その声を聞き、指を止める。彼女も俺も、準備は出来ていた。
彼女のショーツを脱がし、俺も一糸まとわぬ姿となる。液体が、下に敷いてある俺の上着に大きなシミを作る。それでもなお、潤いを絶やさない泉に肉剣を当てがう。
「んっっ!!」
先端が少し触れただけ。それなのに、敏感になった体か反応する。
「いくぞ…」
小さく呟く俺に、微笑みながら頷く。
…ズッ、ズブブッ!
「はぁぁぁんっっ!」
根元までの侵入を許した秘唇。熱を帯び、強く締め付ける内部。無意識に俺の腰が動く。
…グチュッ!ブチュッ!ヌチュッ!
スムーズに出入りを繰り返しながら、暴れ回る剛棒。それに対し、腰を浮かせて細部まで味わう彼女。
「イイっ!!あぁぁぁんっっ!!」
足が絡み付いてきた。まるで獲物を捕らえたかの様な力強さ。筋肉質な脚部とは対照的な柔らかな淫壁。そこから聞こえる水音。その大きさに比例して内部が狭くなる。
「あぁぁぁっ!イクっ!イクっっ!!」
絶頂寸前の彼女。俺も限界だった。腰の動きを早める。規則正しくなった粘着音が、室内にこだまする。