真知子・ふたたび-2
「…私、お兄ちゃんに女にしてもらいたいの」
心臓が跳ね上がった。
「…私が嫌いじゃなければ、今ここで抱いて!」
「だ、だって、お前…」
「うん、分かってる。…私たち血の繋がった兄妹だから、そんなことしちゃいけないのよね」
真知子の目は真剣だった。
「…でも、私、きっと長く生きられないわ。…このまま男の人を知らずに死ぬなんて…うぅん!違うの!…他の男の人なんかどうでもいい!…私にはお兄ちゃんなの。…お兄ちゃんに抱かれないまま死んじゃうのは嫌だ」
「大丈夫だ、真知。…死ぬなんて言うな。きっと治る。オレがきっと治してやるから…」
「…私、今この瞬間は元気だわ。今ならお兄ちゃんに抱かれることができる。…でも、これからどんどん体力が無くなっていって、もしお兄ちゃんがしたくても応えることができなくなったら…」
妹は、膝の上にあった私の手を自分の胸のところに持ってきて、ふくよかな乳房を押し当てた。
「そのうちきっとこの胸もペシャンコになってしまうわ。そうなったら…そうなったら…」
真知子の悲しみの大きさが伝わり、私を押しつぶしそうになった。
それだけではない。…私自身も、心の底でいつか妹と男女の仲になることを望んでいたのだ。
自分の気持ちに素直になろう。決心すればいい…今ここで、真知子と交わるのだ。
私は妹の背に両手を回した。そのままそっと抱き締める。妹はそのまま仰向けに布団の上に倒れ込んだ。
唇を重ねる。
「真知、オレは誰とも結婚しないし、就職もしない。…約束する。ずっとふたりで一緒に暮らそう」
そして、また唇を重ね、吸い合う。舌と舌も絡め合う。
「本当に熱は大丈夫だな…」
もう一度妹の額に手を当てて確かめる。
そして、パジャマの前を大きくはだけた。
柔らかな膨らみが露わになった。乳首は小さく色も薄い。乳輪の中に埋もれている。膨らみをそっと揉んだ。
「あ…」
真知子が吐息を漏らす。
自分も上半身裸になった。もうすでに隠しようがないほどペニスは勃起しているので、そのまま下半身も剥き出しにする。
「あぁ、お兄ちゃん…」
真知子が手を伸ばしてペニスに触れてくる。そのまま触るにまかせた。そして、しばらくはペニスを握らせながら、乳房の愛撫を続けた。
「真知、脱がすぞ」
一度、妹を俯けにし、尻の方からパジャマのズボンとパンティーを一緒に剥ぎ取った。そして、また仰向けにする。成長してからは、妹の性器を見るのは初めてだ。
「あれ?…真知」
妹の局部には恥毛がなかった。