破滅-1
◇破滅
Side/N
まさか
まさかそんなことになるなんて
そんなつもりじゃなかったのに
実沙希をトイレで犯した後、俺は自分のしてしまったことを激しく後悔した。
教室ではとうとう実沙希の後ろ姿しか見れなくなっていた。
俺もあいつらと同じことしてる
一日そのことが頭から離れずに、部活にも力が入らなくなって先輩から厳しく叱責される日々が続く。
そんな苦しい思いを抱えるのも限界になってきたある日、下駄箱にメモが入っていた。
実沙希から今日会えないかというものだった。
ちゃんと謝ろう
そして俺の気持ちを正直に言う
ずっと好きだったことを
実沙希に伝えよう
そう心に決めて約束の公園へと向かうと、まだ実沙希は来ておらずベンチに座って待つことにしたはずだった。
でもベンチに座ってからの記憶がなくなって、気付くと薄暗い場所で絨毯の床に座っていた。
「う・・ううう!うううう」
口に何かが入っていて声が出せないし、体も縛られているようで全く身動き一つ取れない状態だ。
かろうじて動く顔であたりを見渡すと、後ろは壁になっていて何か大きな布のようなものが釣り下がっているその後ろにいるみたいだ。
動かせない体をなんとか揺すると、布がかすかに揺れて切れ目が見つかり、どうやらカーテンの裏にいることがわかった。
カーテン越しに人の話す声が聞こえてきた。
でもその声は一人で、他にはかすかにごぼごぼと配水管が詰まったような音がする。
「うっ・・・・がはっ・・・げほげほげほ・・・・・あああぅ!」
突然大きく咳き込んだ後、喘ぎ声のような大きな声がカーテン越しに響いてきた。
隙間から覗くとベッドの上に、横向きで大股開きで縛られた実沙希が顔だけをベッドから落とすような格好で荒く息をしている姿が見えて、一気に顔が熱くなる。
その顔の位置に相良が仁王立ちしていて、そのペニスと実沙希の口の間に太く白い糸が垂れ下がっていた。
なにしてるんだ
分厚いカーテンに阻まれて話している声までは聞き取れなかったが、実沙希は顔をぐしゃぐしゃにしてゆっくりと口を開いて、相良のペニスを待っていた。
口の中にどんどん沈みこんでいくペニス。
もうペニスの姿が見えなくなってもまだまだ奥に突き入れていく。
実沙希の体ビクビクとしなり、相良の太ももで見えなくなっているが、かろうじて見える縛られた手のひらが必死に何かにすがるような動きをしてかなりきつそうなのが想像できる。