破滅-6
吐く!
吐きたくないよぉ
苦しい
でも
僕は今
ただの道具になってる
蒼介さんを気持ちよくさせる
道具として使われてる
「おぐ・・・う・・・・げほ・・・げほげほ・・・・あああああ」
次第に喉の奥を無理矢理使われて、ペニスで吐かされているのではないかと錯覚されて、段々と熱くいやらしい声が咳き込む中に混じってくる。
蒼介は僕の体をベッドに移し、頭をベッドから出して寝かせると自然と首が折れて、顎が上を向いている格好になり、口から首が一直線に伸びている状態になった。
「実沙希の口は本当に気持ち良いよ」
蒼介は濃厚な体液でヌルヌルと光るペニスを再び僕の口へと埋め込ませていった。
今度は喉の外側の壁に擦りつける様に激しく腰を突き上げてくる。
そのまま喉を突き破るのではないかというくらいの勢いだ。
「実沙希、実沙希・・・」
僕の喉の奥を体に挿入してるかのように激しく突く蒼介。
あああ
苦しい
死んじゃう
だめ
飛ぶ
いっちゃう!!
「喉の奥を犯されながらいくんだ」
ぐっと口が開く限界までペニスが入り込まれ、関節がミシミシと音を立てて顎が外れるのではないかという恐怖と食道に注がれる精液の熱さに僕は意識を飛ばした。
暗闇の中からうっすらと光が戻ってきて、ベッドの心地よい柔らかさに身をゆだねていると、人の話し声が聞こえてきて体を起こす。
そしてそこにいて欲しくない人物が床に座っているのが目に入った。
「ノブ!!!!!!!!!!」
紐で拘束されている信人と目が合うと僕から顔を背けた。
ああああああ
もうダメだ
軽蔑された
散々喉を使われていってしまったところを
見られていたんだ
気が狂いそう!!
僕は親友を失った絶望感に涙が止まらなくなった。
せめて、せめて酷いことだけはしないで欲しい・・・
蒼介に訴えると、僕を優しく抱きかかえて信人の所まで連れて行きゲームをしようと提案してきた。