新しい始まり-6
「やっああっ!だめっ!いっちゃう!」
「実沙希はお尻を犯されていっちゃうの?」
「だめぇ!言わないで!!あああ!!」
「じゃぁ男にケツ掘られて中出しされながらいきなよ」
がくがくと体を激しく揺さぶられて、僕のお尻の一番奥で蒼介の精液が吐き出されると、僕は泣きながら誰もいない廊下に精液を撒き散らした。
パキっと僕の心が真っ二つに折れた音がした。
啜り泣きが廊下にこだまする。
僕は全てをズタズタに引き裂かれた気分で体を震わせながら玄関に座り込んで泣いた。
そんな僕を優しく抱きかかえ、涙に濡れる顔にたくさんの口付けをしてくる蒼介。
風呂場まで僕を抱きかかえて行き、制服を丁寧に脱がされて、全身を柔らかく慈しむ様に洗ってくれた。
その間も労わるような優しいキスを体中に施される。
冷たくなった心が段々温まっていく。
この人はこうすることで愛を感じるんだ。
完成したブロックを破壊してはまた新しく作りなおす小さな子供のように。
彼にはもう僕しかいないんだ
そして僕ももう彼しかいない
蒼介なしでは生きていけない
屈辱的なことをされたのに、なんだかすごく愛しくなって僕は蒼介にしがみつくように抱きついた。
僕の頭を撫でながらさっきとは違う柔らかい声が耳元で囁く。
「実沙希、愛してるよ」