新しい始まり-5
「男の子なのにお尻に指突っ込まれて感じちゃうんだ」
僕の心がどんどん凍り付いていく。
「ああ・あ・・言わないで・・・言わないでぇ」
僕は朦朧とする意識の中で、男として犯されている屈辱に耐えた。
今までは女の子のような格好で蒼介と逢瀬を重ね、時に女の子としてペニスを受け入れてきた自分を、淫らによがり狂った自分を、全否定されている。
あああああ
それ以上言わないで！！
お願い
僕を
男の子として
犯さないで！
「あああ。入っていくよ。実沙希のお尻の穴に僕のペニスが」
「いやぁぁぁ！！！あああ！！！」
ずずずずっと熱い杭が下半身に打ち込まれていく。
ゆっくりとペニスが僕のお尻の穴を出入りするたびに、凍った僕の心に亀裂が入る。
「ああっ！いやっ！あう！！」
やめてお願い
もうやめて・・・
しかし蒼介がドアを全開にしてしまい、羞恥心だけが覚醒させられてしまう。
マンションの廊下には誰もいないがいつ人が通るかわからない。
「今、人が通ったら丸見えだね」
「やだっ！やだぁ！」
「あんまり大きな声出すと人来ちゃうよ？」
「ああ！う！！！んんんんん」
「廊下からだと実沙希の濡れ濡れのペニスが見えるだろうね」
「んふぅ！ぁううう」
蒼介は容赦なく腰を打ち付けてきて、僕は完全に冷え切った心とは裏腹に襲いくる快感の波に声を殺すことだけで精一杯だ。
ぴちゃぴちゃと汗とも僕から流れ出る粘液ともとれる水が廊下に飛び散る。
「男に犯されてアンアンよがってる実沙希の顔はどんなかな？」
「ぃやぁ！！やめてぇ・・・・ドア・・・閉めて、くださいぃ」
「なんで？上からも下からもいやらしく涎を垂らす実沙希を見てもらいたいよ」
蒼介は僕の体をきつく抱いて激しく揺すりだした。
僕の体が上に上がると蒼介のペニスが頭まで抜け、下に下がると勢いよく一番奥までペニスが突き刺さる。
「ふっんっ！あっ、そんな・・・奥・・・壊れる！」
重力の従って奥の弱い部分を強く刺激されて、いやでも体が淫らに反応してしまう。