投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

雑音
【エッセイ/詩 その他小説】

雑音の最初へ 雑音 0 雑音 2 雑音の最後へ

雑音-1

空間の叫びが耳にくる。
思わず耳を塞ぐ。
けれど指の隙間から邪魔が入る。
幾度も幾度も塞いでも追いかけてくる。
今度は頭の中で響いてくる。
いくら逃げても雑音から逃げられない。
自分の体内で音が鳴る。
目覚まし時計みたいにけたたましく、そして律儀に。そんな音じゃない。
綺麗な音だけあればいい。でも雑音がなければ綺麗な音も分からない。
雑音の役割はそれか?
世の中の音はせちがらい。耳障りなら音のない世界にせめていかせてよ。


雑音の最初へ 雑音 0 雑音 2 雑音の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前