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無間地獄
【SM 官能小説】

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無数の視線-1

◇無数の視線

Side/M

この二週間は本当の意味で地獄だった。
一週間目までは体の疼きに耐えているのに精一杯だったが、それを超えると今度は蒼介に会えない寂しさに、心が締め付けられてその苦しさに耐える日々が続いた。

それに加えて熱く制御の利かない部分は、若さゆえの本能に耐え切れずとうとう夢精をしてしまった。
それももうすぐ蒼介に会えるというほんの三日前から二日連続で。

どうしよう・・・

蒼介さんの許可なしで出しちゃった・・・

言わなければわからないかな

でも黙っている方がもっと酷いお仕置きをされるかも

どうしよう・・・

悪いことをしてしまった子供のように僕は罪悪感に苛まれながら明後日のことを考えている時、蒼介からメールが来た。

「実沙希。元気にしているかい?
ようやく研修が終わって今帰っているところだよ。
体の方はどう?二週間もいじれないなんて辛いだろうね。
もしかして夢精しちゃったかな?
会った時に君の体に聞くからね。正直に言うんだよ。
嘘をついてもすぐにわかるよ。
君のいやらしい体は正直だからね。
さぁ明後日が楽しみだ。
またとっておきの可愛い服でおいで」

メールを読んで、蒼介には超能力があるのではないかと思ってしまうほど驚いた。

ずっと熱さが治まらないのに弄れないもどかしさ。
夢精をしてしまった事実。
それを隠し通せないいやらしい僕の体。

全て見透かされているんだ

あああ

僕の体も心も蒼介さんに縛られてる

苦しい
でも

気持ち良い

僕はクローゼットを開き、いつしかかなりの量になっているロリータ服の中から一番のお気に入りを取り出してハンガーに掛けた。




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