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無間地獄
【SM 官能小説】

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無数の視線-6

苦しい・・・

体が折れちゃう

助けて・・・

蒼介は何人か人を呼び、僕の体を支えるように指示するとゆっくりと縄を引いていった。僕の体がベッドから離れていくと背中がしなり、腰が曲がる限界まで体がそらされていく。
僕は悲鳴を上げる体と、それに反するように食い込んだ体中の縄でどんどん熱くなっていく下半身に首を振って耐えた。

熱い!

熱いよ!!

あああ

体が

壊れちゃう

このままばらばらにして欲しい

「うう!うぐぅ!んふ・・・」

口に縄が通されて涎が首を伝っていく。

「素晴らしい・・・」

「綺麗だよ」

「実沙希ちゃんは縛られてるのにビンビンに感じていいやらしいね」

「実沙希ちゃんの可愛いアナルもヒクヒク動いてるよ」

「実沙希ちゃんは本当にエロイね」

「実沙希ちゃんはこんな姿写真に撮られて感じてるなんてド変態だね」

「実沙希ちゃんは・・・・」

しだいに自分の名前を呼ばれる声がどんどん小さくなってきて、いつしか音が聞こえなくなった。
でもたかれるフラッシュの光とどんどん痛みが増してくる体と溢れ出てくる淫らな粘液だけははっきりと認識してしまう。

「実沙希。みんなの前でいきなさい。いってるところを写真に撮られるんだ」

「あああ!うう!!うっ!ん!!!」

僕は蒼介の声の鞭を受けたように体を軋ませながら射精した。
びゅっびゅっと勢いよく精液を放ちながら体を痙攣させる僕の恥ずかしい姿が、何百枚と記録に残されていく。

そして涙と涎でぐちゃぐちゃにして快感に乱れる表情も、前から垂れて来た汁で濡れて物欲しそうに蠢くお尻の穴も、射精したにも関わらず勃起が収まらずにビクビクと動くペニスも、すべて彼らの記憶として永遠に残ってしまうのだ。

僕の体がゆっくりとベッドに降ろされる。
蒼介はいつもよりもすばやく僕の縄を解いてくれた。
それでも腰の痛みはジンジンと引かない。

「本日はどうもお疲れ様でした。写真のデータは参加の際に記入していただいた規約の通り、個人的な使用のみとさせていただきますのでご理解ください。
ホームページなどに載せたい方は・・・・・・・」

ベッドに横たわる僕を置いて蒼介は参加者に話しかけながら扉まで見送った。
あれほどうるさかった部屋が嘘みたいに静かになる。
でも僕の体には赤くうっすらと線がついていて、この時間が嘘ではなかったことを自覚させられた。


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