最終回『真実のアイはいつもひとつ。』-4
「・・いくで、」
辛うじてゴムだけ着けると、ロクに濡れもしてないそこに押し込む。
すでにノドなんかカラッカラでかすれきっていた。
それでワザと低い声を出して、耳元でそう囁いて、陰核にそれを押し込んだ。
「んあぁぁっ!」
耐え切れずにまぁが派手に鳴く。
はしたないそこはすぐに感じだし、腰が揺れる。
息遣いを読み取って、上り詰めそうになると、その玩具を少しだけ離す。
面白いように反応するまぁ。今日はこちらが悪魔に成り果てて、まるで俺がまぁを操っているようだった。
そんなことをイヤというまで何度も何度も繰り返す。
無意識に内腿に力が入り、脚が閉じようとする。俺はそれさえ容すことなく、押さえつけ強引に阻止する。
その様は、まさに生物の実験室で筋肉に電極を取り付けられた哀れな蛙。
やがて、それはやってくるのだ。
まりあは俺の手によって天に昇る。
・・・ピクンッ!
ピクン
ビクン
際限なく逝く。
連続絶頂ループの嵐。
―― まぁが充分に満足するまで。しっかりカラダが満たされるまで。
腹いっぱいになって、間違っても俺以外の男を欲しいなんて思わないように・・・
俺の中でぱっつんぱっつんに張りつめていたものが、盛大に音を発ててはじけ切った・・・・
(賢者タイム到来・・)
「・・・っ!」
すべて出し切って、ハタと熱の冷める俺。
―― だあぁっ、またヤッてもた・・・。
「しゅーちゃん。」
縋るようなか細い声でまぁが俺に呼び掛けてくる。
そして、そのまりあの顔は、・・・笑っていた。
「やっとしゅーちゃんからあたしのこと、抱いてくれた」
そう言ってまさに、聖母のように微笑む。
「っは!」
―― 俺、ニブっ
って、俺、気付くの遅すぎ!
穴があったら入りたい。
答えはそこらへんに転がっていたのだ・・。
俺、激ニブっ!