最後の仕上げ-5
ペニスを包み込む温かい感触にまとわりつく腸壁のヒダ、根元をぎちぎちと締め付ける入り口、僕の上で苦しそうに妖しく乱れる実沙希。
僕は体を起こして実沙希をベッドに叩きつけるように押し倒した。
ビックリしたような実沙希の顔に荒い口付けをすると、痛がる実沙希の手首を掴みラストスパートをかけた。
それからあまり記憶がないのだが、フィニッシュを迎える時だけは鮮明に覚えていた。
頭が真っ白にスパークして音が消えた瞬間、ドクドクとペニスが脈打つ。
ぎゅうっと実沙希のアナルが締まって腰が勝手に動いてしまう。
実沙希を見ると顔を真っ赤にしてぐしゃぐしゃに泣いていた。
僕は壊れ物を扱うようにそっと抱きしめて繋がったままでしばらくじっとしていた。
「愛しているよ。実沙希。もう僕だけのモノだ」
その言葉に実沙希は大きな声を上げて泣いた。