最後の仕上げ-2
このホテルはSMプレイができるようになっており、何度も利用していたので通常のトイレの他にもう一つトイレがあることを知っていたのだ。
トイレの扉を開けた瞬間の実沙希の愕然とした表情がたまらなかった。
あああ。
壊れていく。
実沙希が壊れていく。
「さ、実沙希。この何もかも丸見えのトイレでお腹の中の物を全部出すんだ。これは命令だよ」
信じられないといった顔で僕を見つめる。
あまりに非情な命令に実沙希の顔から血の気が引いていくのがわかる。
「あ・・・あああ・・・・う」
実沙希は痛みに耐えながらゆっくりと中央にある穴を跨いでしゃがんだ。
しゃがむとアナルから垂れ下がったアナルストッパーの赤い紐とリングがプラプラと揺れていやらしい。
実沙希は気付いていないが、床の一部がちょうどアナルが丸見えになる角度で鏡になっているのだ。
気付いたら恥ずかしくて死んじゃうだろうな。
でも実沙希は排泄するとこを見てくださいと願うのに精一杯だ。
さらに僕が、「出すところを見て欲しい」と自分の意思で願ったように言い直したので、よけい羞恥心が煽られているはずだ。
「う・・・ぐ・・・・・んんんん」
目をきつくつぶっていきんでいる。
だがどんなにいきんでも体の中の物が出されることはなかった。
僕が実沙希に入れたアナルストッパーは、先端が大きく膨らんでいて、紐に向かうにつれてくびれたように細い形をしている。
アナルの入り口が細くくびれている部分にくるようになっていて、まさに栓をしている感じだ。
実沙希は僕に目を潤ませながら栓を抜いて欲しいと懇願する。
僕は抜こうとしたかと思えば、意地悪くわざと力を抜いてストッパーが中に元に戻っていくのをニヤニヤと眺めたりしていた。
「実沙希はどんな顔をしてウンチするのかな?」
そしてわざとらしく大きな溜息をついてアナルストッパーに懇親の力を込めて一気に引き抜いた。
とうとう崩壊の時がやってくる。
ポンという音が聞こえるかと思う勢いでストッパーが抜かれ、少しの静寂の後、一気に放出が始まった。
耳を塞ぎたくなるよう大きな破裂音とともにムリムリムリと固形の便が姿を見せた。
「あああああああああああああ」
実沙希は顔を上に向け、大きく目を見開いてその解放感を全身で受け止めていた。
お湯を入れる際に空気も一緒に入れたので、時おきブブっと大きなオナラが鳴る。