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無間地獄
【SM 官能小説】

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最後の崩壊-1

◇ 最後の崩壊

Side/M

もう何度意識を失っただろう・・・

ビリビリとペニスに直接電流を流されているかのような強烈な快感が頭まで到達すると

ふっと目の前が真っ暗になって心地よい浮遊感を味わう。

でもすぐに暗闇から見えない手でズズズと引きずり出されるように頭が覚醒する。

そしてまた感電したように体が動いて果てる。

もはや記憶すら危うい。

正常な思考などとうにどこかに行ってしまった頭に蒼介の声が響く。

体を固定していたロープは解かれ、ベッドに仰向けで寝かされていた。
隣では蒼介が優しく僕の頭を撫でている。

「・・・・・・あっ・・・・・あ、う」

叫びすぎたせいか声が枯れて上手く言葉が出ない。

「お疲れ様。よく頑張ったね。体を綺麗にしてあげるよ」

蒼介は優しく微笑みながら僕をお姫様抱っこして風呂場に移動した。

シャワーをかけながら全身を揉んでいく。

「跡ついちゃったね」

手首や膝についた赤い線を優しくさすってくる。
その蒼介の柔らかい表情に、さっき起こった事が全部夢だったのではないかと戸惑うくらいだった。

あまりに穏やかな時間が流れるので、すっかり気持ちも落ち着いてきて、もうこれで終りなのかと緊張感を解いた時だった。
なんとなく下腹部がシクシクと痛み出してきたのに気付いた。

「んっ・・・いた・・・・いたたたた」

ぎゅぅうっと派手な音がお腹から響く。

「え?!何・・・ああ・・・・痛い!!!痛いよぉ・・・」

僕は猛烈に襲ってくる腹痛にお腹を押さえてしゃがみこんでしまった。

ぎゅるぎゅるっぎゅぅうううう

不穏な音が聞こえてくる。

これってお腹を壊した時の音!!

僕が寝てる間に

蒼介さんは何を?

あああ

トイレ・・・

トイレに行きたい!!!!

で、でちゃう!

ウンチ出ちゃう!!!

「大丈夫だよ。ちゃんと栓はしてあるから」

僕の心配を察知したのか蒼介はしゃがみこむ僕を見下ろしながら言った。
風呂場に行くまでに抱えられていた為、自分のお腹が若干膨らんでいることに気付かなかった。
それに散々弄られたお尻の感覚は完全に麻痺していて栓がしてあることも全くわからなかった。


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