宣誓-6
Side/M
ホテルに入って一緒にシャワーを浴びていると僕の体にぬるっと何かが触れた。
「ひゃっ!!んん!くす、ぐ・・・ったい」
蒼介が手にボディソープを出して僕の体に滑らせていく。
手が脇の下から乳首を通ってお腹に下がる。
やっと触ってくれる。
そう期待したのだが、肝心の熱い高ぶりのすれすれの部分を通り、内ももにいってしまった。
そのまま足の指まで下がり、今度は背中側に登る感じで玉を揉み解されて肛門を優しく撫でられる。
キュッと自然に力が入ってしまっているのが分かる。
腕、指の先まで本当に隅々まで洗われた。
ある一箇所だけを除いて。
「今度はその泡だらけの体で僕も洗ってくれるかな」
仁王立ちの彼の正面に立つと、その体の大きさにどこから触れていいのかわからなくなる。
恐る恐る手を滑らせると蒼介の吐息が漏れた。
手だけでは足りなくなって全身を使って蒼介を洗う。
そのうち僕の胸辺りに熱くて硬いものが触っているのに気付いた。
蒼介のペニスはパンパンに膨らんでまるで別の生き物のようにビクビクと動いていた。
これも洗ってあげたい
僕の
口で
僕の口を使って
その願いを表情からくみ取ったのかフェラをするように促された。
前回教わったように賢明に奉仕をしていると急に僕の頭に添えてあった蒼介の手に力が入った。
終りが近いようだ。
ジュプ・・ジュ・・・・・ジュグ・・・ムチュ
射精を導くように手と口の動きをより激しくする。
時々ペニスが喉の奥に触って苦しくなるが、蒼介を気持ちよくしたいという思いの方が強く我慢できた。
そして自分の口をただの処理道具として扱われていることに興奮が止まらなかった。
「ん、むぐ・・・・ぐ・・・ぐぶ、うぅ・・・・・」
不意にぐいっと顎をつかまれて奥まで入っていたペニスが亀頭だけを残して引き抜かれた。
蒼介が自分で竿を扱きブルッと身震いした瞬間、ドロリとした熱い液体が口内に放たれ、独特の味と匂いが広がった。
出された体液をどうするべきが迷って舌の上で転がしていると、舌先が尿道を刺激するのかビクッと腰が動く。
蒼介は満足げに僕から離れると出された精液を全部飲むように指示をした。
「ん・・・ぅん・・・ぐ」
さらには蒼介が与えるものは「全て体で受け入れること」と言った。
僕の体で
蒼介が与える
全てを受け入れる
これから何を僕に与えてくれるのだろうか
粘り気のある精液はなかなか飲み込めず、やっと流し込むように喉を通らせたがまだ余韻が口の中に残っていた。