宣誓-3
「もっと」
「ああぁ・・ぅ・・・」
膝を肩幅くらいまで広げるとスーッと風が通り抜けるのがわかった。
通りからは僕のぐちょぐちょにお尻まで汁が垂れている股間が見えているかもしれない。
時々通行人が僕を見る。
実際はパニエとフリルでガーターベルトくらいしか見えていないのだが
見えているかもしれないという緊張感でより興奮してしまっていた。
「お待たせいたしました」
突然ウエイトレスの声が聞こえ、肩がビクッと反応してしまった。
変な風に思われただろうな・・・
やだ・・・
恥ずかしい・・・・
「さ。食べようか。ここのピザは美味しいんだよ」
そんな僕のいやらしい妄想なんてお構い無しに彼はピザをおいしそうに食べる。
急に現実に引き戻されて、高ぶっていた気分が落ち着き始めて僕も空腹感を思い出す。
「本当おいしい!」
今まで食べてきたデリバリーものとは比べ物にならないくらいの美味しさで夢中になって食べていた。
その姿に蒼介がクスリと笑う。
「やっぱりまだ中学生だね」
「あ、ごめんなさい!あまりに美味しくて」
「いいんだよ。たくさん食べなさい。これから長いんだから体力をつけとかないとね」
彼はさらっと言ったが、僕にはようやくおさまっていた気持ちがまたぐんぐんと勢いを取り戻していく呪文にしか聞こえなかった。
会計を済ませ、前回と同じホテルへと入る。
これから巻き起こるだろう快楽と苦痛の渦に僕は耐えられるのだろうか・・・
そんな不安と期待に打ち震えながら荒くなる息をなんとか抑えていた。