宣誓-2
約束の日。
朝から興奮が止まらず、駅のトイレで着替えている最中も息が上がって仕方なかった。
しかも今回は初めからパンツを履いていないので、パニエでスカートが少し膨らんでいるとはいえ、すっかり立ち上がってしまったペニスはその存在を誇示して隠しきれていない。
なんとか手で前を押さえながら待ち合わせ場所へと向かった。
ベンチにはすでに蒼介が待っていて、僕の姿を見つけると優しく微笑んだ。
今回はスーツではなく、ラフな髪型にカジュアルな服装、メガネもお洒落なフレームが付いていてまた印象が違う。
「すみません。待ちましたか?」
「いや。僕も少し前に来たところだよ」
彼は座りながら僕の腰を持って自分の方へ引き寄せて強く抱きしめてくる。
ちょうど彼の胸の辺りに僕の固いものが押し付けられる形だ。
「今日も実沙希は可愛いね。それにここががカチカチだ。そんなに待ちきれなかった?」
この前とは逆の態勢で、僕を見上げる彼の視線が子供っぽくてそのギャップが愛しくなる。
「あ・・・はぃ・・・・・」
自分が異常に興奮していることを悟られて恥ずかしくなる。
「今すぐにでも弄ってあげたいけど、まだ我慢するんだよ。お腹は空いてない?ランチにしよう」
「・・・はい」
有無を言わせないその雰囲気が、僕の勢いを静かに、でもぐっと強く押さえつけてくる。
苦しい・・・
レストランにつくと通りに面したオープンテラスに着席して一通り注文を済ませる。
それにしてもここまで来る数十分の間にどれくらいの人に振りかえられただろうか。
一人は長身のモデルような体型と東洋の神秘的な空気をまとった上品な顔立ちの男性。
その隣にはゴスロリの衣装をまとって、少し顔を赤らめてうつむきながら歩く可愛らしい少女。
はたから見たら違和感のある二人だろう。
注文をとりに来たウエイトレスにも怪訝な視線を送られたのに気付いた。
「今のウエイトレスずっと実沙希のこと見ていたよ。スカートが少し盛り上がってるの気付かれちゃったんじゃない?」
そう指摘されていっそう顔が熱くなる。
「スカートを少し短めにして通りに中が見えるギリギリくらいに足を広げて座ってごらん」
「え・・・でも」
「ほら。早く」
「ぁ・・・ぅう・・・・」
おずおずとスカートを少し上げて座りなおし、内股気味に膝を開く。