最初の命令-3
Side/M
「下の毛を全て剃りなさい。それを写真に撮って送ること」
まさかメールでそんな風に命令されるとは夢にも思わなかったが、すでにムクムクと欲望の塊がうずきだして止まらなかった。
たまたま友人が大量に持っていた剃刀を一つ貰いトイレへと駆け込んだ。
ズボンとボクサーパンツを下ろし片足だけ抜いて、便座の蓋に足をかける。
すでに爆発寸前のペニスを押さえつけて剃刀を当てていく。
クリームをつけていないのでチリチリと肌を切られるような痛みが襲う。
だが元々毛は少なかったのであっという間に無毛になると、なぜかいけないことをしているような後ろめたさに苛まれて息が上がってしまう。
射精しそうになる感覚を堪えて、携帯で写真を撮る。
またその行為も心をジクジクと締め付けて堪らない。
「あふ・・んん・・・・・ふっ・・・・・」
震える手でメールを送るともういてもたってもいられなくなり、ついペニスを握り締め擦りあげて漏れてしまう声を抑えるのに必死だった。
始業のベルはとっくに鳴っていて、トイレには誰も来ないだろう。
ニュチュ、クチュといやらしい音と鼻にかかった喘ぎ声が静かなトイレに響く。
突然ブブブブ・・・・と携帯が振動した。
「もう剃ったのかい?早いね。
そんなに僕のモノになるのが嬉しいみたいだね。ペニスもギンギンだ。
もしかして出してしまったかな。
今回はいいけれど、これから射精する時は僕に許可を取らないとダメだよ。
勝手にいじったりしたらお仕置きだからね。わかったかい?」
お、お仕置き・・・
その言葉だけでいってしまいそう・・・
出したかなんてわかるわけないのに、もうすっかり彼の言いなりになっていた。
彼の命令は絶対。
言うことを聞かなければ
お仕置き
僕はわざと出してしまいたかった。
お仕置き
されたい
そう思ってしまった自分が恥ずかしくまた股間をうずかせてしまう。
すでに僕は彼のモノ
僕の全ては
彼の
モノ