出会い-7
ああ・・・
僕今使われてる・・・・
道具みたいに・・・・・
もっと!
もっと乱暴にして欲しい!!!!
その思いか通じたのかわからないが、彼の片手が僕の首にかかって気道をゆっくりと絞めていった。
段々と血流が止められていき、意識が遠のく感覚がして心臓の音が耳に響く。
「息を・・・・吐いてごらん・・・少し楽になってもっと気持ち・・・よくなる」
切れ切れの彼の声に応えるように、僕は息をふーっと吐き出してみた。
すると一気に力が抜けて圧迫感が消え、周りの音がなくなった。
けれど太ももを激しく動く感触だけが異常に感じ取れた。
まるで本当に挿入されているような。
「いく、よ・・・ん・・は・・ぁ・・・・・」
僕の耳元で今日一番大きな吐息かかった瞬間、僕の太ももに熱い精液が勢いよく飛び散った。
一人分にしてはかなり多い量の精液がべっとりとお腹にまで付いていた。
どうやら僕も一緒に射精してしまったらしい。
彼は風呂場へいってバスタブにお湯を入れて戻ってくると完全に放心状態でベッドに横たわっている僕の服を脱がし始めた。
「実沙希は本当に変態だな。見られているだけで勃起させて、フェラしてる間もずっと硬いまま靴で踏まれて興奮して」
「・・・や・・・・・あ・・ぅ・・・・・」
僕は顔を真っ赤にして泣きそうになった。
「しかも気持ちよさそうに僕のペニスを挟んで、首を絞めたらもっと締め付けてくるから堪らなかったよ」
「ふ・・・ぅ・・・・うう、ぐす」
自分の変態性をほんの一時間程度で全て暴かれてしまった恥ずかしさに、ついに僕は泣き出してしまった。
彼は僕の顔を撫でながら額に軽くキスをして抱きしめた。
「可愛い実沙希・・・僕は君みたいな子を探していたんだ」
僕は背中を優しくさする彼のメガネの奥が、妖しく光ったのにもちろん気付くわけが無かった。