赤い糸-1
寒いなぁって
目が覚めたのは
貴方が一枚しかない布団を引っ張って
寝返りをしたから
ねぇ
寒いよ
ひとは
どうしようもない淋しさをもってうまれるものだから
だから
愛しい人とつながってたいの
赤い糸とか
運命とかにもしがみついていたい
となりにいるのに
どうしてこんなにさみしいんだろう
貴方の熱いからだに
とけてしまえばいいのにって
そう思うたび思いしらされる
貴方ト私ハ一人ト一人
貴方が寝返りをうって私の方をむいた
貴方は私を抱きまくらにした
ねぇ
貴方も
そんな淋しさ抱えてるなら
二人ではんぶんこ
そんな風に
思えるといいな
私だって
運命とかにすがってみたいから
赤い糸が
いつか見えますように