〈蠢く瞳・其の三〉-9
田尻『ほぉ…？そんなにも価値があるとは知らなかったな……』
歯を剥き出して睨んでいる有海に、田尻は不敵な笑みを浮かべて近付いた。
もはや教師ではない。性欲に支配された変質者そのものだ。
有海「み…みんなに言ってやる……田尻先生は変態だって、みんなに言って……や……い、嫌あぁぁッ!!!」
ヒステリックな叫び声など意に介さず、有海の丸々と発育した尻を包むアンダースコートの後ろみごろを掴み、そのままクルクルと捲って尻の割れ目を露にした。
『ほおぉ〜、これが有海ちゃんのお尻の穴か……』
有海「何す……嫌あぁッ!!み…見るなあ!!」
『随分と皺くちゃですなあ。色も濃いですし……』
声を裏返して叫ぶ有海の臀部に、男達はわらわらと群がり、柔らかい尻肉を鷲掴みにして肛門を晒させた。
深い皺を多く刻み、黒に近いくらいに濃い紫色をした肛門は、有海の可愛らしい顔には似つかわぬ汚穴だった。
そして当然の如く、カメラの好みの被写体はじっくりと記録されていった。
有海「は…離せぇ!!この、この変態ぃぃ!!……あ"〜〜〜ッ!!!」
夏帆「ぉ"あ"あ"ぁ"ぁ"!!!」
同じだ……夏帆の瞳には、自分と変わらぬ有海の姿が映っている……身体の自由を全て奪われ、哀しい叫びをあげながら弄ばれていく屈辱……。
『しかし……酷い臭いですな。プンプン匂ってきますよ』
『パンティーの上にアンスコ穿いて、汗で蒸れてますからな』
有海「やめろぉ!!やめろよぉ!!」
『クンクン…うははは!これは臭い』
夏帆「〜〜ッ!!!」
捲れたアンダースコートとパンティーと、汗ばむ股間の隙間から、酸っぱいような異臭が漂っていた。
一日中、布に包まれたままで汗を拭き、拭き取られる事も無く蒸れた幼器は、強い臭いを発していた。
女性は自身の体臭をひどく気にするものだ。
それが股間からの臭いなら尚更の事。
それは少女とて変わらない。
その事は、男達も“よく知って”いる。
有海「やめろよぉ!!やああぁぁ!!!」
『こんな臭いのは初めてですな』
『もしかして…クンクン……アンスコにも臭いが染み付いてますよ。アハハハ!!』
わざとらしく鼻音を発て、鼻先を擦り付けて臭いを嗅いで侮辱の言葉を浴びせる。
羞恥に敏感な少女の心を弄び、淫虐な言葉の刃物で切り付ける……有海はボロボロと涙を零し、ぐしゃぐしゃに顔を歪めて喚いていた。が、それでも笑いながら見ている田尻を睨みつけ、気丈にも負けまいと歯を食いしばっていた。