〈蠢く瞳・其の三〉-7
有海「!!!!!」
接写された肛門がムクムクと膨れ、黄色く変色した牛乳を撒き散らしたかと思ったら、放屁を連発しながら黄土色の粘体を勢いよく飛び出させた。
『可愛い顔して、あんな太いウ〇チをするんだね?有海ちゃんは知ってた?』
有海「ぐぎぎ……夏帆に…何て事すんのよ!!この変態!!!」
『ほら、ウ〇チしながらオシッコも漏らしてるよ?恥ずかしい娘だ……』
夏帆「〜〜ッ!!!!」
有海と対面した事で取り戻した“感情”だったが、それはいとも簡単に崩れていった……排泄を、排泄物を見られる恥辱は、少女に耐えられるものではない……ましてや“彼女”たる有海に見られたのだ……。
有海「も…もう止めて……止めろぉ!!!」
『あぁ…夏帆ちゃんのオマ〇コに精液がドビュっとお!!』
『自分からおチンチンを舐めてきてるよ?やっぱり《男》が好きなんだよ、夏帆ちゃんは』
夏帆「う…うぁ……」
清楚で可憐で、天使のような美しさを放つ夏帆は、もう何処にもいない……弄ばれて汚され、姦されて堕とされていく一部始終を、有海は見せられてしまった……夏帆の味わった地獄の苦しみは、そのまま有海にも当て嵌まる……恋人の〈痛み〉は自分の《痛み》でもある……。
有海(………夏帆……)
有海は悔いた……
何故、夏帆が消えた時、真剣に捜してあげなかったのか。
同じ施設の中にいながら、全く気付けなかった自分。何日も自分の名前を呼び、助けを求めていたはずなのに、それすら気付けなかった自分に腹が立ち、それと同時に合宿と銘打ち、生徒を軟禁状態にし、夏帆を監禁していた田尻と男達に猛烈に頭にきていた。
夏帆を毛嫌いしている部員達でも、今のこの非道を知ったなら、有海と同じ思いにかられるだろう。
田尻『……棚瀬……もうオマエはテニス部には不要だ……大会ももう無いしな』
背中を丸めて睨む有海に、田尻は突き放すように冷たい言葉を吐きつけた。
少女を《物》としてしか見ていないからこそ言える言葉だ……。
『本当なら、一年生の時に《遊ぶ》つもりだったんだけど、田尻先生が反対してな……』
『選手として有望だから、潰すのは勿体ないってな。良かったねえ、小猫ちゃん』
有海「……どうゆう事よ…?」
朧げながら、男達の所業が見えてきた……この部屋に監禁されて姦された少女は、夏帆だけではないようだ……。