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〈蠢く瞳〉
【鬼畜 官能小説】

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〈蠢く瞳・其の三〉-4

『ククク……大好きな先輩が助けに来たよぉ』


ゆっくりと、その椅子は引き起こされた。
やはり同じテニスウェア、見た事のある栗毛色の髪……二人の少女の視線は重なった。


有海「!!!!…………か、夏帆………嫌……嫌あぁぁッ!!!!」

夏帆「うぅ……グスッ……あうぅ……」


枯れ果てたと思っていた涙が溢れ出し、夏帆の頬をつたい落ちた……何度も呼んだ名前、何度も助けを乞うた女性……念願の再会を果たした《彼女》は、あまりにも無力な姿へと変えられていた。
ただでさえ身長の低い有海は、手足を畳まれて背中を丸められ、更に小さくなっていた。
そして、蹲る有海の傍には、良く知る男が立っている。
テニス部顧問の田尻……やはり夏帆の受け入れ難い“予想”は的中していた。
あの不自然な態度も、この別棟に行かせたのも、そして、誰ひとりとして捜しにも来なかった事も、全てが納得がいく。
涙で霞む視線の先、その憎き教師に怒りと悲しみの視線を突き刺したが、田尻は夏帆をチラリとも見はしなかった。
他の男達と同様に、新しい《獲物》に興味は移っているようだ………。


『田尻先生、鍵をかけ忘れてたんですか?いけませんなぁ……』

『そうですよ。有海ちゃんだったから良かったものの、他のブス部員だったら大変でしたよ?』

田尻『いやぁ…早く夏帆と遊びたくて、ついうっかりと……ま、“もう一匹”が手に入ったワケで、それで許して下さいよ』


ストッキングを被ったままの男達と話す田尻の顔は、それまで見た事のない表情だった。
汚い物でも見るかのような蔑んだ目で、有海の身体を舐めるように見ている……優れた指導力を発揮し、部員達を率いていたあの“田尻先生”と同一人物とは思えない表情と態度だった。



有海「……ど……どうゆう事……?田尻先生、これって…………」


最初にこの部屋に連れ込まれた夏帆と同じように、有海もまた現実とは思えていないようだった。
カメラを向けられ、まともには見えない男達が笑いながら見下ろしている。
そして、口には得体の知れぬ金具を嵌め込まれ、胸元も股間も晒し、無惨にも花開いた幼器から粘液を垂れ流している夏帆の姿……それは紛れも無く、この男達の餌食とされた姿だ……信じられない、信じたくない……だが、呼吸を妨げる体位も、肌を締め付ける麻縄の感覚も、夢ではなく現実として実感出来ていた。



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