第二話――魔人と聖人と聖女の王国-37
「んちゅる……れろ、ぷぁ…………んんっ、あむ……」
「ぅ、く……」
「――っ!」
「れる……ずずぅっ」
「うっ、ぁあぁぁ……」
しばらく、先端部への愛舐を続けているとパスクの急所を幾つか見つけた。
まず、カリ部の下側の這っている部分、次に裏スジ、そして最後に先端部の尿道口である。
特に尿道口は弱いらしく、舌先でつつくように吸い舐めてやると女のような声で悶えた。
その間にも胸の上下運動は休まずに続けており、一度、限界ギリギリまでになっていたこともあり、パスクの逸物はこれ以上にないほどパンパンに張っている。
そして、パスクは絶頂を迎えようとアリスに声を張って叫んだ。
「あ、アリスさんっ!もう、もうっ――」
「ん、むぁ……ふむぅっ!」
「そんな、吸い上げられたら――――っ!」
アリスだってパスクの絶頂は予期している。
最後の攻めと、ぱくり、とパスクを咥えると舌を巻きつかせて、吸い上げた。
パスクが息を呑んだか、と思った直後、肉棒は先端部を膨らませると――達する。
ビクンッビクンッ!、とアリスの喉奥へと、その白濁した粘性の子種を叩き付けた。
「んっ!?んん、んっ〜〜〜〜!」
「ぁう……っむ、まだ……」
パスクのソレはアリスの口内で幾度も猛り、暴れ回る。
十秒以上も性を吐き散らしただろうか、ようやく、パスクは落ち着きを取り戻した。
アリスの唇の間からは口内に収まりきらなかった精液がドロリ、とパスクの肉棒を伝わり、彼女の豊満な乳房の谷間へと流れていく。