第二話――魔人と聖人と聖女の王国-36
再度、外気へと放たれたパスクの逸物は自身の我慢汁とアリスの唾液でテラテラと室内照明を反射している。
パスクは達する寸前での中断に首を傾げていたが、アリスは少女のような悪戯っぽい微笑を浮かべ、いそいそと上着を脱いだ。
続いて下着も脱ぐと二つのたわわな女性の象徴が顔を出す。
アリスは平均以上であろう、その巨乳をそれぞれの手で片方ずつを持ち上げた。
「んっ、ぅ……」
「あ、あの……アリス、さん?なにを――」
「なにって……こうするんだ。女の胸にはこういう使い方があると聞いたことがある。男は特に大きい方が好きだとも、な」
「は、はい?…………うわっ?」
アリスは会話の間にもパスクをソファーにもたれさせるとその両足の間に身体を滑り込ませて、占拠した。
そして、その豊満な双曲でパスクの逸物を挟んだ。
パスクが悲鳴にも似た声を上げたが、この際、無視する。
アリスは歳の近い女騎士の友人からの伝聞どおりに乳房を上下させてみたが、いまいち、滑りが悪い。
パスクにソレの表面が若干、乾きつつあることに気が付いたアリスは己の乳房に挟まった肉棒の真上まで顔を持ってくると、ぬらぁ、と口に溜めた唾液を垂らした。
二、三度すると乳房の間から顔を出した亀頭は滑り、胸の狭間にも充分な液体の存在を感じる。
前後に数回、乳房を交互に揺すると馴らし、巨乳にのみ許された性技『パイズリ』に再度、チャレンジしてみた。
ぐちゅ……ぐちゅちゅく……
僅かな水音と共に二つの柔らかな女性の象徴が上下運動を始める。
十回も繰り返すとアリスも力のかけ方のコツが掴めてきた。
スムーズに運動ができるようになると双曲から飛び出ている先端部に目が留まる。
アリスは一瞬の逡巡の後に舌でぺろぺろとその赤く怒張したソレを舐めまわした。