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実の兄と交わりたい
【兄妹相姦 官能小説】

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実の兄と交わりたい-1

 (あ、お兄ちゃんだ…)
 私鉄駅のホームに着くと、10mほど先に電車待ちをしている兄の姿があった。
 私の心臓はトクンとなった。
 社用で東京に出かけた帰りだった。
 夜の会合もあったのだが早めに終わってしまった。独りでホテルに泊まるのもなんとなく億劫なので、新幹線の最終で帰ってきた。乗り換えの私鉄のホームまできて、偶然兄を見かけたというわけである。
 近づいてみると、兄は飲んで少し酔っているみたいだ…。
「お・兄・ちゃん!…何してるの?」
 いきなり話しかけられてびっくりしたようだが、兄は振り向いて相手が私であることを認めた。
「なっ、なんだ、真知か。…お前こそ、こんな遅くまで何しているんだ?」
「私?…私は出張の帰り。お兄ちゃんはJRなんじゃないの?」
「あ…あぁ、JRに乗ろうとしたんだけど、終電が出ちゃったんで今日はこれで帰ろうかと思って…」
「ふ〜ん、そうなの」
 
 私は兄が好きだ。小さい頃からいつも兄にまとわりついていた。
 高校生になってからでも兄と一緒に映画を観に行ったりしていた。当時大学生の兄もまんざらではなさそうで、友達にひやかされながらも、自分の妹をいつも自慢げに連れまわしていた。
 家の中にいるときも、私はなるべく兄のそばにいるようにした。
 他に誰もいないときには、兄の肩や背中をよくマッサージした。ともかく兄の体に触れたかったのだ。マッサージも最初のうちは座ったままだが、最後はうつ伏せになった兄の上に私がまたがるようにして乗り、勢いをつけて揉むのがふたりの暗黙の習慣だった。
 私の荒い息で兄も気付いていたに違いないが、私はそうしながら最も敏感な女の部分を兄の固い尻に押しつけ、腰を動かすことによって感じていたのだ。性器から滲み出た淫水が兄のGパンに染みをつくったことさえある。
 もしもその時に兄がその気になったのなら、私は躊躇なく兄に体を許していた。
 そうなれば、血の繋がった実の兄妹の近親相姦だが、私はかまわなかった。さすがに言葉に出しては言えないが、兄を求めていることを露骨な態度で示していたのだ。
 しかし、兄はそうしなかった。いつも、少し困ったような表情を浮かべながら「真知、もういいよ。ありがとう…」と言って離れていった。
 その兄の股間が大きく膨れ上がっているのは知っていた。そして兄もそれを私に隠そうとはしなかった。
 そうした日の夜は、頭の中で兄に貫かれている自分を想像しながら自慰をした。
 関係が進展しないまま成人し、お互いに結婚してからは、会うのは年に数回程度になってしまった。今はそれぞれ子どもも一人ずついる。もうじき私は30歳になってしまう。
 それでも私の兄に対する想いは少しも変わっていなかった。いや、むしろ男女の営みを知ってからは、兄に抱かれたいという気持ちはますます強くなっていた。夫に抱かれるときも、想像上の相手はいつも兄だった。

 (神様のくれたこの機会を逃したくない!)
「お兄ちゃん。…ね、どこかで飲もうよ。私、飲み足りないの」
 私は、思わずそう言っていた。
「ぇえ?…これから飲みに行ったら、もう絶対に帰れないぞ」
 兄は戸惑いを見せた。
「いいじゃない。その時はその時よ。…どうせ、私は東京で一泊するつもりだったんだから」
 そして続けた。
「…お兄ちゃんは、もう帰るって電話しちゃったの?」
「いや、俺はいちいち電話なんかしないからいいんだけど…」
 兄はそう言いながら少し考えるような素振りをした。しかし、すぐに決心をしたようだ。
「よ〜し、今日は久しぶりに真知とデートするか」と言ってくれた。
 (やった!)
 私の胸はいっそう高鳴った。
 私と兄は連れ立って駅を後にし、深夜の繁華街に向かった。
 兄は手馴れた様子で、洒落たクラブ風の店に私を案内してくれた。
 


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