龍之介・伍-7
「嫌がるふりをするなよ。ここはこんなに喜んでるじゃないか」
「違う、違うの、私がしてほしかったのは・・・あっ、はぁああんっ!!」
姉さんは姉さんの考えがあるらしい。
でも・・・誘ったのは誰だ。もう忘れたい記憶を穿り返したのは誰だよ・・・?
「おっれ、もう・・・いきそうだぁ・・・!」
「龍くん・・・中には、出さないで、お願い・・・!」
躊躇わずに姉さんの中に薄汚れた欲望をぶちまけた。
きゅっと締め付けが強くなり、中身を残らず飲み込もうとする姉さんの膣内−
それに応える様に、何十秒も精を吐き出し、自分の奥底から搾りだし続けた。
「お願い通りに・・・したよ、葵・・・」
「龍・・・くん・・・」
ベッドに押し倒し、狂った様に姉さんの唇を貪った。
もうどうにでもなればいい。
初めて¨女¨を知った後みたいに、遠慮も躊躇いも無しに犯し続ければいいんだ。
「ひっ・・・う・・・えぐ、うう・・・」
どうして泣いているの、姉さん。
ちゃんとお願い通りに名前で呼んだじゃないか。
僕を見てよ、龍くんって笑いかけてよ、ねえ。
・・・姉さん・・・愛してる・・・
〜〜続く〜〜