龍之介・伍-6
「大丈夫、力を抜けば痛くない。受け入れればいいんだよ」
「無理よぉ、そんなところ・・・嫌っ!!」
こんな部分を何故見たくなったのか自分でも分からなかった。
ただ恥ずかしさに身悶えする姉さんが見たかったのかもしれない。
中心の小さな穴から放射線状に伸びた皺がヒクヒク蠢いていた。
この部分をちゃんと見たのは初めてだったが、位置や役割の割には綺麗だと思った。
親指で押さえたまま、人差し指の爪を中央に押しあてる。
「んぁ・・・!!」
急に姉さんの尻が強ばり、そこを閉じようとしてきた。初めてだからこうなってしまうのは仕方ない。
なるべく痛みを与えない様に爪だけでそこへの刺激を続けた。
「やぁああんっ、おしり、あついよぉ・・・」
指を差し込んでみようとしたがさすがに痛いだろうと思い、やめた。
お尻を剥き出しにさせておきながら、今更姉さんを気遣っている自分が滑稽に感じる。
「んぁあっ!」
後ろから姉さんの¨突起¨を摘みあげた。
十分に勃起し、剥き出しになっているそれを刺激するうちに、姉さんの口は声を出さなくなり、息を吐くだけになっていった。
「・・・龍くぅ・・・ん」
俺の方を見る姉さんは耳まで真っ赤になり、快楽に溺れる肌が汗ばんでいた。
うなじや頬に茶色い髪が張りつき、毛先が濡れて細くなっている。
「どうかしたの、姉さん」
「い・・・て・・・」
自分からおねだりしてくるなんて珍しいな。まだ酒が体から抜けていないのかもしれない。
はっきりどうして欲しいのか聞きたかったがいいだろう、俺ももう限界だ。
それに、これから毎日聞けるんだし−
「こ、この体勢・・・」
「嫌なの。前はあんなに叫んでたじゃない」
「嫌ぁああ、ダメ、せめて他のでぇ・・・あ、あぁああ・・・!!」
お尻を持ち上げて駅弁の体位で挿入していく。
こうすれば姉さんは俺から逃げられない。嫌でも俺に縋り付くしかないんだ。
あの頃よりも筋肉がついたので、久々の割に苦ではなかった。
「あんっあんあんっ!あっはぁあっあっあっ、あっんぁああ・・・ひああああ!!」
明らかに嫌がっている様な声だったが、姉さん自身は膣内を擦られる度に強く絡み付いてきた。
まるで、自ら求めようとする様に中の襞がプチプチ蠢いている。