枯れ落ちる葉、朱に染まる紅葉-59
「あぁ〜むっ！ んむ、じゅぷ、ぺろ、べふぇろり……んぶちゅ……じゅばじゅばじゅずずず……」
口腔内に唾液を溢れさせながら必死に男根に喰らいつくさつき。たまに唇を離して手で扱くも、先っぽから滲む粘液を見るたびに唇をすぼめてちゅうちゅうと啜ってしまい、白いのどをこくこくと蠢かせる。
「おお、かなり上手になったな……、うはぁ、気持ちいいや……」
「静かに、じゅぬぷっ、してください……んむぅむぅ……ほんとは、……すごい、じゅぶ……嫌なんですから……」
口を離し、彼のモノを顔の傍にして首を傾げて睨みつける。
舌先でぬかるむ唇を舐めまわし、糸引く唇を見せ付ける。
「ごくり……」
卑猥なさつきの仕草に我慢が出来なくなった夏雄は彼女を立たせると、補助棒を掴むようにさせ、お尻を向けさせる。
「はぁはぁ、俺も、我慢できないから……」
夏雄もまた彼女のデニムを脱がせると、ピンクと黒の水玉模様のショーツ、クロッチのあたりに喰らいつく。
「く、この変態！」
悔しそうに悲鳴を上げるさつき。夏雄はショーツをずらしながら大陰唇とキスをする。
「お、おぉ、久しぶりでとろけちゃいそう……」
嬌声を上げる夏雄は唾で濡らした右中指で膣をぐりぐりと穿りだし、さらに左の小指でお尻の可愛らしいすぼんだ穴をくちゅくちゅと突く。
「や、やだ、お尻はだめ。汚いから……、や、やめてよ！」
必死で腰を振るが、愛撫で弛緩した下半身は動かない。
「さつきちゃんに汚いとこなんてないよ。むしろ、全部エロイし……」
「いやぁん、えろくない。あたしは普通……」
「なにが普通だよ。普通の子は彼氏が寝てるときに他の男と便所でセックスしたりしないから……」
「あんたが、あんたが脅迫するから！」
「うっせえな、お前は精液便所なんだよ、脅迫とか関係ないから！」
卑猥な文言を言いつけることで興奮を高める夏雄。言葉とは裏腹にコンドームをしっかりと装着したあと、まだ濡れかたの足りないであろう秘裂に怒張を着きたてる。
「ああ、すごいきつい……まるで処女マンコ……」
「大きすぎるのよ、あんたの……！ くっ……はぁ……」
「くぅ……締まる……すげえ、入り口狭いわぁ……」
一歩踏み出すことで亀頭が飲み込まれる。ぬぶぶと鈍い音ともに、飲み込まれ、跡形も見えない。
――いや、だめ、それ以上来られると、子宮についちゃう……。また、またいっちゃうから、やめて……。
「くぅ、もう少し……」
徐々におくから蜜が溢れてくるのがわかる。だんだんと挿入がゆるくなるが、締め付けと複雑な膣壁はゴムを通してもしっかりと感じられてしまい、夏雄は快感に耐える。
「ああぁん、すごい、入ってきた。オチンチン、夏雄のオチンチン、入ってる！」
我慢が出来ず声を上げる。涙声に変わるさつきの嬌声。つま先立ちの右足ががたがたと貧乏ゆすりのようにぶれ、奥歯をかみしめようにも力が入らない。
挿入のときの気持ちよさは格別。一瞬の息苦しさの後、ぬるっと入り、カリ首で抉られるのはクセになる気持ちよさだ。
「あ、すごいよ。すごい気持ちよい……あん、だめ……だめなのにぃ……」
「おら、何がだめなんだよ！ いってみろよ……！」
挿入を終えた夏雄は遠慮なしにピストン運動をしだす。ぱちんぱちんと肉のぶつかる音と、じゅぷじゅぷっと結合部から愛液がはじける。
「だめ、気持ちよすぎで考えられない！」
「おい変態女！ 武彦は、寝てるのに、さつきちゃんは！ 他の、彼氏じゃない、男のチンコ咥えて、よがりまくって！ おら、スケベ女！ 便所女が、白いおしっこがそんなにすきか！」
お尻をパチンぱちんと平手打ちする夏雄。さつきはその痛みすら恍惚に変えるらしく、口角から泡を撒き散らしながら必死に上を見ている。
「いわないで！ だって、だって、あたし、どうしていいかわからないの……、お願いだから、言わないで！」
「なんだ！ 変態が！ 彼氏が居るくせに、まださせてないんだろ！ おら、どうだ！？ 俺のちんぽは！」
さらにお尻の穴に小指を突き立てられ、最初痛みを覚えるも直ぐに第一関節まで飲み込み、むずむずとした快楽を覚え始める。