枯れ落ちる葉、朱に染まる紅葉-53
「ん、ん、ん、あっ、あっ、あぅ、あんあんあんあん、ひぐぅ、やだ、さっきいったばっかなのに、もう、ひぃん! また、すぐに、きもひ、きもひよくなるう〜〜〜!!」
再び訪れる快楽の波に、さつきは逃げ出すことも出来ずにただ翻弄されるだけ。夏雄のたくましいからだ、その胸板に触れるたびに、その奥でときめくものを感じ、二度目の絶頂へと導かれていく。
「い、いい、いいのぉ、すごいのぉ……、どんどん、ずんずんくる、激しい、死んじゃうよ、気持ちよすぎて死んじゃうよぉ〜〜!!」
「ああ、さつきちゃんに、天国、天国見せてやるよ! おら、おらおらおら!」
「あ、ああん、いぐう、また、またいっちゃう……、またいくの!!!」
子宮に亀頭がキスをする。何度も何度もキスをされ、形が変わるのではないかと思うぐらい激しく突かれる。
「さぁ、さぁ、一緒にいこう……このまま一つで、一つになろう? ね? いいだろ、さつき!」
「いや、出さないで! マンコに精子出さないで! お願い、いく……けど、だめ、外に、外にだして〜〜〜!!!」
口ではそう言いつつ、両足を夏雄の身体にまとわり着かせる。彼が腰を退こうにも逃がさないように、そんな形でしがみつく。
「ああ、いくよ、いくよさつきちゃん! いく、いっくううう!!!」
「いや、出てる、さつきの中にでてくるううぅ〜〜〜!!!」
目をぐっと瞑る。膣がきゅんと締まると同時に夏雄のモノが弾け、熱くほとばしる。
びゅくっ、びゅくっと規則正しく律動する夏雄の逸物。精子の熱さを膣で、子宮で受け止めながら、さつきは再び闇に落ちた……。
**――**
陵辱の痕跡を洗い流そうとさつきはシャワーを浴びていた。
膣に出された夏雄の精子をかき出すと、それは排水溝のあたりでつまるようになる。
さつきはそれにシャワーを豪快に浴びせた。
タオルで髪を拭いていると、ようやく良子が戻ってくる。その顔はすまなそうでありながら、どこか引きつりを見せていた。男女二人、シャワーを浴びているのは、なにも夏の暑さだけが原因ではないと予想できる。
「あ、そう……えと、武彦君のこと……」
「ああ、多分あたしの勘違いですよ。それじゃあ帰りますね。さようなら」
事務的に告げたさつきは夏雄の手を引くと、そのまま夏雄に引きづられるように良子のアパートを後にした……。