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枯れ落ちる葉、朱に染まる紅葉
【レイプ 官能小説】

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枯れ落ちる葉、朱に染まる紅葉-42

「いぎぃ!」
 ぶえんりょな進入に、さつきは悲鳴を上げてしまう。しかし、夏雄はお構い無しにぐりぐりと舐るように指を動かす。
「お前の彼氏に殴られたこと、それをチャラにしたいんなら、精液便所になれ。俺を気持ちよくさせたら忘れてやるよ」
「いや、そんなの、酷いです……だって、そんなの……」
「おらおら!」
「ああん!」
 指をぐるんとかき回されたとき、さつきは痛みとは違う感覚を知る。
「へへ、今感じたろ。声、色っぽかったよ」
「そんなこと、ないです……」
 否定の言葉が弱いのは、夏雄の言葉が正しいから。
 大学に入るまで彼氏も居らず、友人も含めて性に対して晩生なさつきだが、自慰の習慣があった。
 小学校の頃、逆上がりが出来ずに一人練習をしていたとき、何の気なしにまたがったとき、初めての快感を知ることとなった。
 それ以降、机の角やマジックの太いものなど、いろいろ試しており、中学二年の頃、片思いだった男子のリコーダーを割れ目に差し込んだこともあった。
 そのとき、身を裂くような痛みがあり、股間から血がでた。最初は生理だと思っていたが、高校のとき、破瓜の血だとわかった。
 つまらない形で処女を喪失してからは、自戒の念を込めて自慰の回数を減らしたが、一度覚えた快感はそうそうやめることが出来ない。
 武彦と付き合い始めたころも、彼にされることを思いながら何度か自慰に耽っていたが、処女膜のこともあり、関係に踏み切れなかったところがある。
「おらおらおら!」
 そして、今夏雄に無理やり指を差し入れられ、普段はセーブしてしまうところをぐりぐりとされてしまい、無常にも……。
「ひんひんひんひん、ひぅああん、いや、だめ、あっ、あっ、あっ……」
 感じてしまう、悲しい女の性。
「お、やっぱりさつきちゃん、武彦とやりまくりなんだな? まあいいじゃん、減るわけじゃないし、俺も一発やらせろよ」
「い、嫌……やめて……、あたし、武彦とも……してないんです……だから……」
「うそこけよ。こんな淫乱な身体してて我慢できるわけないじゃん、おら、素直に……なれ!」
「ひぎぅうっ!!!」
 さらに奥深く指を差し込まれたとき、さつきはえびぞりになり、しばらく固まる。
 自慰をするとき、どうしても怖くて踏み込めなかった領域に達してしまったさつき。
 目の前がじわじわとぼやけ、身体の芯がぼっと燃えるように熱くなる。足ががくがくしだし、便座を掴む手にのみ力が篭る。目を見開き、とめどなく流れる涙は悔しさが混じるもの。
 そして、
「ふっふっふっふ……ふはぁ……」
 ようやく身体の強張りがぬけるが、波のように訪れる快楽に、しばらく正気に戻れない。
「なに? イッたの?」
 イクの意味がわからないさつきだが、おそらくはそうなのだろうと首を縦に振る。視線を下にすると、股間からぼたぼたと汁がこぼれ、床を汚しているが見える。
 それが小便ならどんなに楽だろうか? おそらくは快感に伴うものなのだろう。
「まったく、こまった便所だ……まぁいいか……っと……」
 力の入らない身体がくっと軽くなる。そして、何か熱いものが熱い部分にこすり付けられる。
「いぅん……んくぅ……」
 まだ敏感な様子のさつきは、それが示すことの恐怖も忘れて歓喜の声を上げる。
 これまで何度となく代替品で我慢してきた日々。それを覆すのは、恋人である武彦と信じていたが……。
「おら……くぅ……、締まる!」
「ひ……ぃ……ぬぅん……!」
 ぬぷぷという擬音と共に、さつきの身体が侵食される。
 熱く、太く、堅いもの。抵抗するものは膣の締め付けのみ。処女で在りながら膜のないさつきは、その雄雄しい男根をうまそうに咥え込み、げっぷのようにため息を吐く。


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