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闇の中
【OL/お姉さん 官能小説】

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闇の中-4

私はどうしていいのか戸惑っていたら彼はその場所に立ったまま自分のものを私に差し出した。

今しがたまで奥の人と楽しんでいたのかあまり膨張力はなかったけど、さっきヒロ君のをしゃぶってみたかった事を思い出すとさほど抵抗もなく、その男性のものを口にする事ができた。

若いかどうか分からないけど、ちょっと年をとっていたような雰囲気はその男性器からもうかがえるような気がした。

男は二段構えの棚の上に手をかけて下の棚の中に入ったままの私に身を任せていたけれど

「彼女、上手だね。」

そう言って自分も棚の中に入り込んできた。

奥の闇では早くも女の[ あぁ… ]というため息が聞こえた。

「こっちに来てごらん…」

男は体を折り曲げるようにして床に据えるとその上に私をいざなう。

一度行為を中断していたのでまだ十分に濡れているかどうかと思ったけど、私はその男性を自分の中に挿し込もうとしたら彼はその狭い天井の下で背中向けにさせた。

そのまま身を屈めるとちょうど男性器のところに口があたる。

後ろ向きにされて私の桧陰部を指で左右に開かれ、にゅるっとした舌の感触がその中に疾った。

まるで生暖かい生き物のように局部の隅々まで、そのなめらかな刺激が与えられるのだが男性のちょうど鼻の頭にお尻の穴があたってしまうのがどうにも恥ずかしい。

だけど、闇の中で繰り広げられている行為に負けないように私はその刺激に反応したまま声を漏らした。

前の男と別れて8ヶ月。
もう一年近くはセックスしていなかったけど、さっきのヒロ君とのと合わせて私はまたすぐにイッてしまった。

イッてもイッても私の闇の奥から溢れ出てくるどろどろは収まらない。
そんな感じがする。


それから体を入れ替えて前から突かれ、体を起こして上になったあと、後ろから突かれて私はまたイッた。


奥の方はもう終わってしまってたようで私の息がまだ荒いうちにヒロ君が戻った。

暗闇で顔すがたは見えないけど、奥のカップルは間もなくして[ お先に… ]と声をかけて出て行った。

私はゆっくりと呼吸を整えてから浴衣を羽織ってヒロ君と手をつないだまま巨大な押し入れの闇を後にする。

… … … …

部屋に戻ると美智子たちはぐっすり眠っていた。

私はまだ興奮が収まらないままだったけど、布団にもぐりこむと脚の関節を中心に疲労感を覚えて、いつの間にか深い眠りに堕ちていった。

翌朝、どこで何してたのか美智子たちに追及されたけどウフフと笑ってそのまま通した。

今でも美智子は時々この事を持ち出したりする。

ヒロ君とは…
その後の進展もなく、だからといって距離をおくでもなく今のところ現状維持に付き合っているけど…

その夜の事を私は今も忘れられない。


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