闇の中-2
「イヤ…ダメよ恥ずかしい…」
「もうこんなになっちゃってるよ。」
自分の体だからソコがどんな状態になってるか分かってるけど、押しあてられる刺激の中で自分がどうして今ヒロ君とこんな事をしてるのかという理由を探している私がいた。
パッと脱いでセックスしてしまうより、こんな複雑な状況の中で性の誘惑にほのめかされながらずるずると引き込まれるのもまた刺激的かも知れない。
とうとう浴衣下に唯一つけていた下着を剥ぎ取られてしまって、はだけた浴衣の下は何もつけてない状態になった。
下着の中で蠢いていたヒロ君の手は自由になって、もうすっかりぐしょぐしょになってしまった私の蜜壷を指でずぼずぼやりだした。
頭の中が真っ白になっちゃって腰から下はその刺激に合わせて痺れが疾る。
太ももの付け根が痙攣してしまうような感覚に襲われた。
イヤだ…こんなに激しくされたら…
下の口が広がっちゃう…
「あ…ダメ…もう…」
本当にそのままイキそうになった。
指で蜜壷や敏感な突起を刺激されながら乳首を強く吸われたりする。
ヒロ君ってこんなに激しいんだ…
私の体を思うままに弄っていたヒロ君はその手を止めると、ここでようやくジーンズと一緒に下着まで脱ぎ捨てた。
自分だけがあられもない姿でいじりまわされているのも気持ちいいけど、どうにも気恥ずかしい。
私は思わずその脚の間にある硬くなったものを手につかんでしまった。
もう、すっかりその気になってお口の中でくちゅくちゅしてしまいたかったけど狭いからそんな事をして愉しめない。
手にもてあましてしまった私は脚を開いてその間に導いた。
硬くて熱いものが吐息と一緒にズルっと入ってきた。
そこを中心に揺すぶられた体がどうしようもなく熱くなる…
「待って…」
これからという所で私は一言やっぱりつけ加えた。
「中に…出さないでね。」
「じゃあいいところで止めてくれる?」
その間の抜けた答えが可笑しくて私は思わずクスクス笑ってしまう。
アソコに入れられたものの硬さが体に伝わった。
「あんたが出すんじゃない。
私は分からないわよ。」
「…そっか。」
彼は何を思ったか私の中からすっぽり抜け出すと闇の中につかつかと歩いて行った。
気づかないふりしていたけれど、実はこの奥にも先客がいて女の声が時々漏れていた。
スキンを借りに行ったのだ。
「何やってるのよ。」
「ゴムつけなきゃイヤって…」
「だからってわざわざこんなの借りに行くかなぁ…普通。」
ともあれ私たちはゴムを付けて再開した。