第1話『うそっぱちとほんまもんの恋』-4
「・・・。」
―― たしかにこれじゃあ学校、来れないわな、
と、俺は妙なポイントで納得した。
まぁの下着の中にナニかが確かにある。妖しげな機械の頭に布地が張り付いている。白い布の上からでも、しっかりその物体が紫色だとわかるぐらい。
それぐらい、まぁはすでに濡れていた。
「は、はぅ。あ、あのね。コッチにね、しゅーちゃんが欲しいの」
今頃になって思い出す。
コイツ、昔から変な悪知恵がよくはたらくヤツだったよなぁ。
ソコは俺のための潤滑剤かなにかも仕込み済みで、準備万端。
―― やべぇ、勃起ってきた・・・
頼むから、俺っ!
静まれ、俺!
だから、もう一度言う。
そうやって差し出されたうしろの穴に、思わず突っ込んでしまった俺が悪いのか?!
―― キツイ・・、ってか狭っ!
潤滑剤のヌメリを借り、四苦八苦しながらも、なんとかソコに全てを埋める。
「おっ、おっきぃ・・」
そうつぶやいて、まぁが息を飲む。
「びぃぃぃ〜ん」はご推察どおり、細かい振動の連続攻撃だった。
「かっくん」は大きく突き上げてくるような動き。そして「くっちゅ」は揺さ振るうに、全体が掻き混ぜられるような動きで、それらがランダムにやってくるように設定されていた。
ふたつの穴を同時多発的に責められて、まぁが暴れだす。
・・やっぱり苦しいんだろうか?
でもそれは、俺にとってはキモチイイ刺激にしかならない。
―― 自分で望んだ状況やんか・・
そうはいっても、一応、警告してやる俺は相当のお人好し・・、
「あほぅ。・・そない激しぃしてたら、ナカで出してまうで?」
―― ああ、やっぱ俺までこの機械に翻弄されてるわぁ。
熱い吐息を撒き散らしながら耳元でそう囁いてやると、それにまで感じたのかピクリと穴が絞まった。
―― もー、キュウキュウ遠慮なく絞めつけやがって。
・・ってコレ、ほんまヤバイ。