親娘丼-1
「ほら、男方はその雰囲気で友達に誘われてきたとか、溜まっていてやる気満々とか、初めてだなとか、年をごまかしてとか、此方にしたら直ぐに解りますよ。
面倒な客なんか玄関で追い払われるわよ」
今でもそれは変わらんと思う。
「私は特別だったの。廓にいたのは1ヶ月くらいだったよ。でも大変だったのよ」
感慨深そうに老女は言った。
何回か同じ話しを聞かされていた。
隣合わせの新興住宅で一人住まいの彼女が遠い道のりを、スーパーから帰るのを見かけ、声をかけて乗せてやったのが話をしだすキッカケだった。
でも当たり前の事だが自分が昔女郎をしていたなんて言いはしなかった。
僕が風俗で遊んで妻にばれて喧嘩した後、所在ナゲにパチンコに行ったら途中から横の台に座って打ち出した婆さんが隣の婆さんだった。
帰りに車に乗せてやると
「朝方は珍しく派手なドンパチでしたね」
「イャチョット誘われてピンサロに行ったのがばれちゃってね、蹴飛ばされちゃったわけ」
「男方は付き合いで女買いを昔からしたもんですよ」
「イャ買いこそしないけどピンサロくらいわね」
「ピンサロでは入れさしてくれないの、何の為に行くの」
「僕が行くのはフェラ止まりですよ」
隣の婆さんに何を話しているんだろ…………
不思議に話してしまうし、婆さんも普通に入れさすとか言っている。
「フェラって尺八かね。上手にするの」
「出しちゃうよ、1回2回はね」
「奥さんに毎晩してあげなくちゃ」
「毎晩は無理ですよ」
「教えてあげるわ」
それから彼女が女郎だった事、客のあしらい方等と一緒に身の上話しを聞いた。
「私の父が莫大な借金をつくってね。
家や店舗も、山林田んぼ全て無くなちゃった訳でね。
その上私と母と同じ廓に売り飛ばされてね。母は40歳位だったけど綺麗な女だったし若く見えたんだろうね。
いや、一文にでもなれば何でも売り飛ばす阿漕な金貸しだったんだね。それとね、後で解ったんだけどね。
私達を親子丼したい客を、金貸しが見つけていたんだね。
1ヶ月、私はお姉さん方の枕元について床の48手を学んだよ。
ショックでね。獣みたいにツガウ男と女を毎日見せられて、男のモノを舐めさせられてね、自分のマンコをオッピロゲラれてね。
それから姉さん方がツガウんだよ。
一番のショックはお母さんの前で尺八させられてね。尻の穴もマンコも弄られてお母さんがその男のチンボを舐めてツガウとこを見ていた時だね〜お母さんもヨガってお尻をふりだすしね。