プレデター姉貴D-3
駅まで送った時の卓也…かなり憮然としてた。
僕は放したがらない姉貴にすぐ帰ってくるからって約束のチュウをして出てきたのだ。
卓也はその前の様子も都合四回もせんずりをこかされ…ただ…ただ見ていた。
そして出掛けの僕と姉貴の甘々チュウだ。
卓也が憮然とするのも当然と言ったら当然だ。
だけど…そんな卓也に…。
「ほんと俺と姉貴の事は内緒だぞ」
僕は卓也の前では言葉遣いが荒くなる。
「わかってるよ!それより今度は頼むぞ!俺も…」
卓也は姉貴の魅力に屈していた。
まぁその気持ちも判らなくもないが。
「判ったよ…姉貴にお願いしてやるよ」
「頼むぞ」
「あぁ…」
僕は姉貴に卓也の事お願いするつもりなんてサラサラなかった。
つまり嘘だ。
まぁ今まで卓也には女の子ことで散々な目に遭わされてされてきた。
僕の与える罰はまだ続いてんだよ。
僕は卓也と別れると一人ほくそ笑み…姉貴が待つ家へと急いだ。
つづく