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幻蝶
【フェチ/マニア 官能小説】

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幻蝶(その2)-3

「…ヤスオくん…起きて…飲み過ぎたみたいだけど、大丈夫かな…」

亜沙子さんのいつもの声が耳元に聞こえたとき、ボクは夢から覚めた。
寝汗をびっしょりかき、股間を白い精液でべっとりと潤ませ、ペニスが堅く屹立していた。亜沙
子さんが、ボクの濡れたズボンの股間のふくらみに、気がついたのかどうかはわからない。




まるで血で染められたような黄昏だった。
窓から眺めるボクの街は、いつも気怠い静寂に包まれている。それはもうすでに死んだ街と
いったほうがいいのかもしれない。溶けた朱色の光が部屋の窓から物憂く射し込んでくる。


あれは、ボクが高校を卒業する日の前日だった。

まったく気がつかなかった…いつの間にかボクの鞄の中に入れてあった女性の下着…
どうしてこんなものがボクの鞄にあるのか…

「こいつだぜ…見ろよ、女の下着なんて持ち歩いているのは…かわいい顔してるじゃねえか…」

赤く染めた髪をした三人の不良グループだった。手足を押さえられ、制服を脱がされたボクは、
ブリーフ一枚だけの姿だった。ボクのブリーフのこんもりと盛り上がった部分を食い入るように
凝視し、男たちはごくりと咽喉を鳴らすように唾を飲み込む。

そして、男のひとりがボクのブリーフを膝まで一気に下げる。
ぶるんとボクの性器が露わになる。ペニスの亀頭が半分ほど包皮に包まれ、薄く淡い繊毛が微か
に生えていた。

「…かわいいチン○ンだぜ…まだピンク色だぜ…」と、言いながら、男が指でボクのペニスを
なぞるように指でつまみあげる。そして垂れ袋の中の睾丸をコリコリと指でしごいた。


「…こいつ、まだ童貞だぜ…きっと…オレって童貞とやるの久しぶりだぜ…」

ボクにはその男が吐いた言葉の意味がわからなかった。

赤黒い顔をした肥えた男が、だぶついたズボンのベルトをゆるめ、ゆっくり下げる。粘った汁で
包まれ、赤黒い亀頭をもたげ始めた太いペニスが、ぬらぬらと光沢を放っていた。

「おい…尻をあげさせろ…」

その男の言葉に、別のふたりの男に押さえつけられたボクは、床に顔を押しつけるように膝をつ
き、剥き出しにされた臀部を高々と男の前にさらした。

その男は、ざらりとした掌でボクの背後から尻肌を撫で上げると、飢えた獣のようにボクの体に
後から被いかぶさり、腰を抱くようにかかえあげる。男の堅いペニスの先端がボクの尻のすぼま
りを探っていた。



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