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君の瞳に恋してる
【教師 官能小説】

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君の瞳に恋してる・W-4

「先生って、意外とえっちだよね…」

「えっ!?」

恥ずかしくて顔がカアっと熱くなる。
僕って、えっちなのか?

――でもその通りかもしれない。

海に会うと心と身体が海を欲して抱きたくなる。
学校という神聖な場所で何度も海の身体に沈み込んだ。
海のクラスで授業するときも、真面目に僕の話を聞く海の顔を見ながらつい前の日のセックスで感じて喘ぐ姿を重ねてしまう。
柔らかい唇に触れると、次にはその首筋に、耳朶に、胸の膨らみに触れたくなる。

海に会うまでは興味なかったのに…

「ふふ…先生可愛い。顔真っ赤」

海が顔だけこちらを振り向きながらクスクス笑う。

「か、からかわないで下さい」

指摘されると尚更意識して体温が上昇してしまう。
海の視線を避けて顔を横に逸らした。

「あっ!顔逸らした!だめ〜!!こっち見て!」

足をバタバタさせて駄々っ子のように抗議された。水しぶきが派手に舞上がる。
「ふぅ…」と小さく吐息をついて鼓動を落ち着かせてから海の顔を見てみた。

海は少し潤んだ瞳で赤くなった僕の顔を見つめて、花が咲くように微笑んだ。

「先生、ちゅう」

「えっ!?」

少し唇を尖らせて見上げてくる。

「ちゅうして?」

どきん

その仕草が、声が、言葉が抗えない魔法のように僕の心を捉え突き動かす。

海のつんと尖った唇を人差し指でそっと撫でると、長いまつげが自然と伏せられた。
それが合図のように海の唇を塞ぐ。ぷるっとしたいつもの愛しい感触。
離れがたい気持ちを堪えて海の唇を開放する。

「あーっ!ちゅうしてるぅ」

慌てて声の方を見ると7、8才くらいの男の子が一人で浮き輪で浮かびながらこちらを見ていた。
しまったと思い固まっていると、海が人差し指を自分の唇に押し当てて「シー」っと囁いてニコっと微笑んだ。
男の子はしょうがないなあとでも言ったように肩をすくませて背を向けて泳いでいった。

どうやら海のキュートな笑顔は子供にも有効のようだ。
海と顔を見合わせてクスクス笑いあい、昼食をとりに浜辺に向かって泳いだ。




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