プレデター姉貴-2
「ひぃ!」
不意に部屋のドアが開き…僕はベットの中でタオルケットに包まり身を固くした。
心臓が止まるかと思った。
開いたドアからは廊下の明かりが流れ込み…中央にプレデターの様なシルエットを浮かび上がらせる。
「ダメだ…寝れないわ…」
プレデターは鼻にかかった声で言った。
僕は息を潜め寝たふりをするか…起きたふりをするか悩んでいた。
プレデターはズカズカと部屋の中に入ると後ろ手にドアを閉めた。
暗闇の中で大きな瞳が爛々と光っていた。
まさに狩りを開始する前のプレデターそのものだった。
「起きてんでしょ?智樹…」
プレデターは総てお見通しといった感じの笑い声で言うと僕のベットの端に腰掛けた。
「うぅぅぅん…」
僕は取り敢えず今起きた様子を装いながらタオルケットの中でズリ下げていたパンツを直した。
「なに!演技してんのよ!」
プレデターは電光石火の動きで僕のタオルケットを剥ぎ取った。
「な…何だよ!」
僕はベットの上で海老の様に身を縮めた。
「ちんちんは起きてる様よ…智樹くぅん」
プレデターは猫撫で声で僕を嘲笑った。
慌てて僕はベットに上半身を起こすと股間の膨らみを隠した。
次第に僕の目が暗闇に慣れてプレデターの正体がはっきりしてきた。
まぁ…シルエットを見た時からプレデター=姉貴だったのだが。
問題はその格好であった。
パンティ一枚なのは変わってないが…今はバスタオルすらかけていない。
丸出しなのだ。
その大きさは充分に知っているだけに僕の目は釘付けになっていた。
「あんたさぁ…童貞?」
闇の中でプレデター姉貴はニヤリと笑い僕の顔を見つめてきた。
僕はコクンと頷くしか出来なかった。
まさに蛇に睨まれた蛙…プレデターに捕まった人間だった。
「食っていい?」
疑問形の姉貴の言葉だが答えを待つ気は無い様だった。
闇の中…正確に姉貴の唇が僕の顔に近づいて来た。
流石はプレデターの瞳だ…暗闇の中でもいともなく僕の姿を捉えているらしい。
姉貴の唇が僕の唇に重なった。
その見た目通りとても柔らかい唇だった。
キスは初めてではなかったが…その唇の柔らかさは他の追随を許さない程柔らかく僕は不覚にも両目を閉じてしまった。
するとその優しいタッチが一転し…生暖かい舌がヌメヌメと僕の唇を舐め回し。
こじ開ける様に僕の口の中に入ってきた。
歯磨き粉のミントの香りが混じった口臭…生暖かい吐息と唾液が僕の口内に広がってくる。
そしてヌメヌメと舐められる舌の感触。
脳天が痺れる程刺激的なキスだった。
萎れかけていたモノがキスだけで硬さを取り戻してくる。
「んぐっ…んはっ…」
僕もモノが元気を取り戻した事に感づいているのか。
姉貴は甘い喘ぎをかげながら僕の口を貪り…その手はしっかりと僕の下半身に伸ばしてきていた。
姉貴は爪を立ててパンツの上から僕のモノをカリカリと刺激した。
鉤爪で獲物をいたぶるプレデターの様に。
そして…僕の理性は崩壊していった。
僕は姉貴に抱きつく様にしながらそのメロンの様に大きな乳房に触れた。
初めて触ったその肉の塊はとろける様な柔らかさの中に適度な弾力を秘め…この世で一番の触り心地だと思えた。
「ふん…ふふん…」
僕は絶え間なく続く口づけに鼻息を荒げながら夢中で姉貴のおっぱいを揉み回した。
サクランボの様な乳首に指先が触れる。
その乳首は熱く硬くその存在を誇示していた。
「ん…あふっ…んん…」
乳首をコリコリといじると…気持ちが良かったのか。
姉貴がキスをしたまま甘い喘ぎを漏らした。
その瞬間…今まで以上に熱い吐息が僕の口の中に流れ込み…僕の背中に鳥肌がたった。
本当に恐ろしいプレデターだが頑張れば勝てるかもしれない。
僕は夢中で姉貴の乳首を責め立てた。
その度に姉貴のキスは激しさを増してくる。
指先のカリカリもだ。
あまりの快感に僕は腰砕けになりそうだった。
このままではキスとカリカリ攻撃だけで射精してしまう…そんな事になったら後で何を言われるかわからない。
僕は自分の唇をずらし…姉貴の唇から逃れた。
本格的に反撃の開始だった。
つづく