気付いたら…-3
「ぁっ…あっ」
なんともいえない快感が頭を真っ白にする。
ふいにショーツも脱がされる
私は思わず布団を胸元まで引っ張った。
「布団どかしてよ」
「やだ…恥ずかしくて」
貴也は私の後ろに回ると抱っこするような形になった。
「これならいい?」
「…うん」
貴也は私のうなじにキスをすると
右手で胸を撫で
左手は下に…
「ぁっ」
直接触られて体が強張る。
「ちゃんと濡れてる…」
貴也が耳元で囁く。
「やっ…ぁ…そんな…こと言わな…いで…んっ」
クチュッ−といやらしい音が響く。
「ぁっ」
貴也の指が中に入ってくる。
「ぁっ…んっっ」
「ゆな…」
名前を呼ばれ、振り向く−
唇を奪われ
指が増えていく−
「…んっ…っ」
指が出し入れされる度にいやらしい音が聞こえてくる
胸の先は硬くなり
敏感になってくる
「ぁ…ぁっ」
「ゆな…もういい?」
「んっ…いい…っ…よ」
私は向きを変え貴也と向かい合わせになるように貴也の上に座る。
「ぁっ……っ」
指とは違う圧迫感−
思わず貴也の首に手を巻き付けた
「たか…ぁ…や…っ」
「ゆ…な…っ」
今までにない気持ちよさ
に腰が勝手に動く
「…ぁっ…んっ」
卑猥な音が響く−
貴也は私を寝かせた
声が抑え切れない−
「ぁ…たかっ…やぁっ…ん」
「ゆっ…な…」
私達は一緒に果てた。
呼吸を整えてると、襖の向こうから寝息が聞こえてきた。
…隣の部屋に夏美と大和がいる事をすっかり忘れていた。
「夏美達…ちゃんと寝てるよね?」
「多分…」
私達は手を繋いで眠った。