『君と、はじめて。』-8
「ね?尚哉さん、入れて?」
「何を?」
いたずらっぽく笑う…悪魔だ。尚哉さんは。
首に手を回して脚を絡ませて、尚哉さんの耳元で囁く
「美優のおま○こに…尚哉さんのペ○スを…入れて」
―できる限り、色っぽく囁いてみた。
「良くできました」
いたずらっぽく、笑い返して、手で、財布を探して…ゴムを抜き取る
―間が悪いよね。私はこんな時に何すれば良い?
「つけて。」
ゴムを差し出されて、おぼつかない手つきでつける。
「上出来。」
頭をくしゃくしゃに撫でられて、仰向けに寝かされる。腰に枕をあてがわれて
「入れるね」
一呼吸をおいてゆっくり入れていく
―優しく。痛くないように。
「痛い…」
「ちょっと我慢して。すぐ痛くなくなると思う」
少しずつ少しずつ、入れていく。根本まで飲み込んだ。
「全部入ったよ…見てみる?」
体を起こされて下を見る。ヘアーが薄い分繋がっているのがしっかりと見える。
「淫乱だね、私。こんなに自分がエッチだとは思わなかった」
―動かしたい!けど、我慢する。最初は慣れるまでとても、とても、痛いはず。
動かしたい衝動を抑えるために、美優をきつく、きつく抱き締めた。
―大好き。そして、とてもとても、愛してる。美優の辛いこと、嫌なこと、全部忘れさせてあげる!理性を吹き飛ばしてあげる!
美優も思っている。
―痛かったけど、大分慣れてきたよ。恥ずかしいけど、私のすべて、受け入れられたようで嬉しい。コンプレックスも、自分でも嫌になる心も。つながってる…つながってる!なのに、私はすべて受け身で…もう、情けない。尚哉さんにイってもらうために何ができる?たくさんテクニックを持ってたらイカせられるのにッ!
しばらく抱き締めていた。萎えそうになっても入れていた。抱き締めていた腕が緩む。軽くキスしながら、美優はそっと繋がっているところに触れる。
―繋がってるね。血も少し出てる。
指が少し赤くなってる。
膝が疲れたから、私は少し立とうとする。お尻に力を入れる。