囚われからのプロローグ-37
――じゅちゅっ、じゅちゅっ、ぐちゅ、ぐちゅっ!
「あっ、あ、あ、あぁっ……わ、私もぉ、好きぃ、だからぁっ!」
アリスは全身を貫かれるような快感に翻弄されながらも、しっかりとパスクを抱きしめた。
――十三年前の、あの頃とは違う。
もう、二度と離さない。
パスクはアリスをギュッと抱きしめ返すと、パンパン、と腰を叩き付けるかのごとく、打ち込んだ。
一刺しごとに、己が高まり、アリスが高まっていくのが分かる。
「アリスさんッ!私は、もうっ……」
「はぁ、んぁっ……だいじょうぶっ、ナカで、だして、こんどはぁ……ひぃっ、ほんと、だからっ、へいきぃっ!」
「でも――」
「おねがいっ、いっぱいにっ……おなかっ……」
「……はいっ」
本心を言えば、パスクがアリスの膣内に出したくないわけがない。
だが、先ほどの口内射精の件もあり、及び腰になっていたのだ。
だが、アリスの懇願にパスクは意を決した。
「アリスさんッ!好きです、愛してますッ!」
――ぐちゅぐちゅぐちゅっ……ぐちゅんっ!
「出るっ――」
パンッ、と限界を突破したパスクはアリスへと腰を打ちつけた。
そして、アリスの中でパスクは大きく膨らんだ。