心の扉-1
あなたはもう、違う人生を歩いている
待って
あたしを置いてかないで
追いかけても、追いかけても、
たどり着けない
ねぇあなたにとって
わたしは必要じゃないの?
あたしはこんなに、あなたが必要なのに
いくら問いかけても
答えなど出るはずもなく、
いっそこのまま
何もかも忘れてしまえればいいのに
なんて思ったりして、
このまま例えばあたしがあと一週間の命だとして
それをあなたが知ったなら
わたしのもとへ駆けつけてくれる?
そうすれば、またあなたに会えるの?
なんて思ったりして…
ねぇ胸が苦しいよ。
どうにかしてよ
自分じゃどうにもできない
あなたを忘れることなんて、できない…