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空模様と共に。
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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空模様と共に。-1

想い出している。
ツラかった過去。
はたから見たら当たり前の恋なのかもしれない。
でも僕には大きくて。
思い出すのは最後の言葉ばかり。

ゴメンネ。
淋しかったんだよね?
ゴメンネ。
淋しかったんだ。


「純粋なままでいてね。」
「僕は純粋なんかじゃない。ただ子供なだけなんだよ。」
「それでいいんだよ。」

笑顔で君は言ったね。

あれから僕は、少しは成長したのかな?
まだオトナに成り切れない幼心を持ち合わせているみたいだけど。
僕にはプラスだと思えないんだ。
僕も本当はそんな言葉じゃなくて、
もっと違う事が言いたかった。
照れくさくて。
あの頃は言えなかった。

今、空を飛ぶ飛行機を見てアノ頃の景色が目に浮かんだよ。

あの頃、言えなかった言葉。
聞こえるはず無いけど。
今、言うね?


「君に出会えて本当に良かった。」


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