JoiN〜EP.3〜-6
(泣きそうな声を出さないでくれ・・・これでも、励まそうとしてるのに・・・)
落ち着け。マネージャーの俺まで焦ってはいけない。
どうしたらいいか分からず、すぐに判断が下せない。こんな時は・・・
「・・・ひとまず、考え直してくれ。立花さんにはまだ黙っとくからな」
『・・・・・・分かった、ごめんなさい。私もどうしていいか分からなくなっちゃって』
「明日は確かオフだよな?ゆっくり休めよ、じゃまた」
『はい・・・おやすみなさい、マネージャーさん』
もう一度電話を枕元に置いた。
付き合う、付き合わないどころじゃ無くなってしまったな。
こんな時マネージャーとして栞菜にしてやれる事はなんだろう。
・・・大丈夫、俺なら栞菜をもう一度笑顔にしてやれるさ。
だって俺は、マネージャーだからな。
〜続く〜