飲精魔 ボア-1
その日は、珍しく仕事を早く終え、飲む相手も見つからずに一人街を歩いていた。久しぶりに素面で歩く通り道は、初めて訪れる街のようで周りのビルに新しい店などを探しながら俺は歩いていた。
そんな時だった、向こうからハッとするほどの美女が歩いてくるのを見つけた。ブランド物らしい上下揃いのキャミソールとショートパンツに高いハイヒールを身につけ、腰の当たりまで伸ばした漆黒のストレートヘアを左右に揺らしながら歩いてくる。近くのクラブにご出勤かとも思ったが、近づいてくるほどに、それはありえないと思い始めた。その女性の美しさはあまりにも気高く、とてもクラブのホステスなどに納まりそうになかった。
見とれているうちに、美女と眼が合ってしまった。ジロジロと見つめる俺に気分を悪くしたのだろう。俺は視線を外そうと試みるが、美女のあまりに印象的で美しい瞳に心を奪われ視線を外すことができなくなっていた。その時だった。美女が俺に微笑みかけたのだ。
嘘だろう?
俺は、思わず後ろを振り返ったが、俺の周りには誰もいなかった。
美女は、輝くような笑顔を振りまきながら俺に向かってくる。
そして、俺の行く手を塞ぐように、俺の前に立ち塞がると言ったのだ。
「やっと、見つけたわ。」
「はあ? 見つけたって、誰を?」
「こっちへ、来て!」
「ちょ、ちょっと。人違いじゃないか?」
美女は俺の言葉に耳を貸そうともせず、俺の腕を掴んで引いていく。
近くに人気の無いビルを見つけると、そのビルの奥に入り込み、いきなり唇を重ねてきた。
「むふうううう!」
俺は、驚きを通り越して気を失いそうだった。美女の舌が激しい動きで俺の舌を吸いたてる。俺は、完全に混乱し、錯乱状態に陥っていた。
「はぁああああああ!!!」
衝撃が俺を突き抜けた。気がついた時には、俺はズボンを脱がされ、美女にしゃぶられていたのだ。
美女を見下ろすと、真っ白な乳房の深い谷間が目に飛び込んできた。
気を取り直して美女を見ると、彼女は恐ろしいほどにいい女だった。
その美女が、俺の足元に跪き、充血しきった俺のものを飲み込んでいるのだ。震えるような快感が湧き上がり俺を包み込んでいく。
「う、うわあ! そ、そんなにしたら・・・・・」
美女の美し過ぎる唇に、俺のものが吸い込まれている。そして、唇の奥では、美女の舌が激しく俺の亀頭に絡み付いているのだ。美女が、その美しい眉を寄せ、悩ましい表情で俺のものをしゃぶっていく。
ねっとりと舐め上げたかと思うと、激しく首を振り、俺のものをしゃぶり上げる。その、あまりにも神秘的で美しい光景に俺は心を奪われ、
あっという間に絶頂寸前に追い込まれていた。
「んん!・・・ き、きみ・・・ ん、んぁあ・・・
止めてくれ・・・ もう・・・ 限界だ・・・・」
「いいのよ。飲んであげる。いっぱい出してごらんなさい。」
美女の言葉は強烈に俺の心を突き抜け、射精の引き金を引くのに十分だった。